第3449回 創作料理 魯山人風 幽庵バター焼 模型公園風

みなさん こんにちは 模型公園です。 2018年12月9日日曜日の投稿です。





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   今日の模型公園の家の近くは曇り空で冷たい風が吹いています。

 今日、朝見たら、庭の手水の水が凍っていました。



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         今日のお昼のおままごとの紹介です。



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    関東大震災のあった 大正12年の3年程前、 今から100年前に東京の

  京橋の 大雅堂芸術店の2階の小部屋で出されていた 福田 房次郎さんの

  手料理、 後の 魯山人風 幽庵焼の元祖は、 江戸時代の享保の頃の

  当時の近江国、 現在の滋賀県大津市の 北村 祐安 という茶人の先生が

  考え出した 川魚の焼き方だそうです。

  当時は、 祐安焼 と呼ばれていたそうです。



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   同じ、滋賀県の大津出身であった 北大路 魯山人 こと 福田 房次郎さん

 は、京都で 料理人のこの焼き方を見て 盗んで 身につけたそうです。



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   北村 祐安焼 と言うのは、 庭のゆずを使用して、ゆずを焼く 魚に塗って

   季節の香りを楽しむ 焼かたであったそうです。

   それを基本に 発展させたのが 魯山人風 幽庵姿焼と呼ばれる 魚の

   焼き方であったそうです。



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   その後、戦争や時代の流れで、一部の人を除いて、 写真やレシピもはっきり

  したものが無いようで、 少しずつ実験しています。


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    本日の実験というのは、 洋風に バターを添加した物、 和風にごま油

    を添加した物を試してみようと思ったのでした。



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      こちらは、 醤油、 お米から造った日本酒、 みりん、ごま油を添加

      した溶液を作って見ました。


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   同様な配合で、 ごま油を バターを溶かした溶液に替えた品を作りました。




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     醤油、お味噌、日本酒に漬けておいた 切り身を 表面を焼いて、

     その上に 塗り塗りして、焼いて見ました。


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     醤油を含んだものを 塗ると 焦げやすいようです。



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           弱火で、 つまり 大正時代は 七輪で焼いていたそうで、

           遠くから あぶる感じで 火加減を調整して見ました。



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     皮の面は、 わざと 醤油を塗って 微妙に 焦げ目を入れて見ました。



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       ごま油を添加した汁で焼いた品、 バターを添加して焼いた品の

       試作品の出来上がりです。


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         今日は 寒いので 湯気が立ちます。


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         今日は 大根の煮物、 里いもの煮物、 煮卵です。



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         じゃーーん 今日の 魯山人風 幽庵焼のセットの出来上がりです。



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    早速、 バターの方から 試食して見ます。



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     これは なかなか美味しいですね。

     ほんのり バターの味に、 しみこんだ 醤油、味噌の味がよく合うようです。



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   ここ100年程度、 進化してなかった 幽庵焼きですが、 バターや、原点の

   ゆずを使用することで、美味しい焼魚が楽しめそうです。


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   美味しかったので、ペロンと食べてしまいました。

   もう少し 焼いておけば良かったです。



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    こちらは、 ごま油を混ぜた品、 これも 美味しいですが、 バターの品より

    好みもあると思いますが、一つ 下がるようです。

    

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     もう少し、 ごま油、たすことの、何かをすると さらに 美味しくなると

     思いますがーーー、 みなさんで 良い案があったら 投稿で教えていた

     だくと助かります。

     今日の実験は、 バターを入れて 塗り塗り焼くと美味しいという実験結果と

     なりました。


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     今日は 原価が そうーー500円程度、 作業時間が20分程度の

     素人のお昼のおままごとの紹介でした。



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   写真も無く、レシピもなく、 ただ 戦前の古文書の文を頼りに、少しずつ

   実験して楽しんでいますが、 ご本人が焼いたお魚は美味しかったのでしょうね。

   古伊万里や、古九谷のお皿に、 幽庵焼きで焼いて、お客さんをもてなしていた

   そうです。

   その後、 評判となり、 星岡茶寮という料亭に発展していくそうです。


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                 じゃあ みんな また 明日ね。


          【 明日に続く。】