第2593回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第2592話 日本海練習艦隊 旗艦 浅間から 八雲に変更のこと。


                          2019年2月28日 木曜日の投稿です。





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   【 前話の続きより。】


   1924年 大正13年の11月25日に 日本海練習艦隊の旗艦 浅間は、

 どういうわけか 1隻だけ 艦隊から分離して ハワイ諸島オアフ島に向かう

 ことになったのです。 



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    そして、どう言うわけか 練習艦隊 司令長官 百武 三郎 海軍中将は

  旗艦 浅間から、 短艇を降ろして 八雲に司令部一同移乗して、旗艦を八雲

  に変更する命令を出したのです。


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   当時は、なんで 司令部がこんなことをしているのか、末端の候補生で

  あった私達には 全く説明もなく わからなかったのです。

  後に 伝え聞いた所では、 浅間の医務室の重篤な病人を ホノルルに

  ある 病院に運ぶために分離し、 司令部を 八雲に移して、 練習艦隊は

  当初の目的地に そのまま進もうと考えての事であったようです。



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  このような出来事があって、 浅間から 百武 三郎 海軍中将らが八雲に

  おこしになると言う事で、艦の掃除やら、 いろんな事が命令されまして、私達

  候補生や、下士官、水兵など大忙しになって行ったのです。


  
  【 明日に続く。】