第1423回 永田町2丁目の風 積小為大の精神を語る。模型公園
みなさんおはようございます 模型公園です。 2015年4月5日 日曜日の2回目の投稿です。
【 永田町2丁目の風 】
この永田町2丁目の風のコーナーは、僕の考えを簡潔にみなさんにお伝えする
コーナーです。 みなさん多忙とは思いますが、よかったら国民の一人して
考えていただけたらと思います。
今日のお話は、「 戦前の学校教育のよい部分を復活させるべきだ。」という
お話です。
日本という国は大日本帝国と名乗り、軍人が多くの権力を暴力で奪っていき
大正末期からは、各地の小学校、中学校に陸軍の軍人が常駐するようになり、
その後、昭和に入ると陸軍の軍人が文部大臣になると、天皇陛下を神様とする
皇道 【こうどう】 と言う宗教じみた教育が全国の学校で始まり、だんだん
エスカレートして、学校で日常に人殺しの訓練が行われるようになっていったのです。
お話などが授業で行われ、これらに反対する教師は学校から放逐されて
いったわけです。
これらの教師のことを 「 非国民。」 と蔑み、家族や親類も周囲の
愛國婦人会の組織や、 町内会、退役軍人会などから、攻撃されていったのです。
アメリカ軍という 巨大な暴力が日本の軍部を崩壊させ、新しい文部行政
が始まり、戦前の教育が否定され、天皇陛下を崇拝する事から、 平和を
尊ぶ教育に変わっていったのです。
その後、日本は廃墟から立ち直ったのですが、日本人は勤勉でよく働いた
からだと言われていますが、 その源泉となったと考えるのは、
戦前の義務教育のよい部分があったからだと思うのです。
つまり、戦後の連合国総司令部は、学校から二宮金次郎の像を撤去して
教科書から消し去ったのですが、僕が調べて見ると大変良いことも紹介して
あるのです。
二宮 金次郎先生の教えというのは、後世の作り話と批判があるのも承知して
いますが、日本人の模範とすべき部分が多くあるのです。
僕が 好きな言葉で、「 積小為大。」 という言葉があります。
この言葉の意味は仮にわかりやすく説明すると、1日に1000円 使ったと思って
貯金するとします。
10日で1万円、 30日で3万円 1年で36万5千円 10年で365万円にと、
小さな事を、毎日積み重ねていって、大きな事に発展させていくという、こういう
意味があります。
たとえを変えると、 毎日の練習が仮に5分でも、 10日で50分練習したことに
なるわけです。
日本人が、義務教育で、読み書き計算を習い、 その後の教育で 勤勉という
心がけを勉強して行った結果、戦後の復興が出来たのではないかと僕は考えて
います。
学校を又 人殺しの訓練の場に戻してはいけないのですが、よい部分は
僕が検証してみると、ずいぶんあります。
当時の音楽の教科書でも、現在は消えてしまいましたが、 茶摘みの歌など
もう一度学校で歌ってはどうかというような、日本人の心に寄り添う歌などが
載っています。
これらがうち捨てられて、見向きもされないのは非常に残念に感じます。
二宮 金次郎先生を研究して見ると、家を5年間も空けて仕事に出たり、
ものを大切にすると言うのが、度が過ぎて、金銭的社会主義というのですが、
一般家庭の男性としてみた場合、 悪い部分もあるのですがよい部分は
模倣して人生に生かしていきたいと考えているところです。
文部科学省も、もう一度歴史を見つめ直し、日本人の原点となった、
戦前の義務教育を見つめ直し、よい部分については、現在の学校教育に
生かしてはどうかと思います。
多くの人が家を焼かれ、着の身着のままで逃げ惑い、悲惨な事になっていった
過去を見つめ直し、 どうしたら安寧な日々が続き、平和が保てるのか、
いろんな考えがあると思いますが、 きれい事を口で唱えて、平和を口で叫んでも
平和は保てない昨今の世界情勢です。
もしかしたら、日本列島も今後、大きな災害や、戦争に巻き込まれるかも知れません、
日本人の勤勉という原点を考えた時に、この 積小為大 という文字に出会いました。
みなさんも良かったら、 心の中においていただき、 子供さんにも、マンガの
二宮金次郎先生の本を買って、そばに置いていただけたらと思います。
【次回に続く。】【コピー転載可】