第1597回 永田町2丁目の風 生活相談コーナーの充実について 模型公園
みなさん おはようございます。 模型公園です。2015年7月5日日曜日の2回目の投稿です。
【 永田町2丁目の風 】
この永田町2丁目の風のコーナーは、僕の考えを簡潔にみなさんに
お伝えするコーナーです。 日曜日にお忙しいと思いますが、 よかったら
国民の1人として、考えていただけたらと思います。
今日のお話は、 「 地方自治体の役所に 生活相談の窓口を整備して
きめ細かい対応を行う。」 と言うお話です。
窓口に、1人の老人が、 ガソリンをまいて火をつけて火災となり、 市役所が
黒煙を上げて多くの人が避難する事件がありました。
その人は、 金銭的に困窮し、生活保護を求めて、何度か市役所に
行っても、とうのこうのと、理由をつけて追い返されるので、自暴自棄となり、
金銭的に困窮し、放火に至ったと、 報道されていました。
双方の事情と 申し立てを聞いてみないと解らない部分があるのですが、
市役所の対応が 常識外れの、冷たい対応であったのが゛騒動の原因とか、
放火に至った、顛末を見ると、 放火した犯人の老人は、 自殺するつもり
だったとか、 いろんな報道がありますが、 放火したりするのは、社会の
常識から考えると、 非難に値する愚かな自分勝手な行為と考えています。
が、 こう言う状態になるのを放置した、 周囲の人にも考えていただきたいと
僕は考えます。
こう言う事に至る前に、 地方自治体の窓口で もう少し生活相談の充実が
なされていれば、 別の解決策があったのではないかと考えます。
もっとも、多くの人口を抱える 地方行政の窓口は、 いちいち、そこまで
対応出来ないとか、 地方の村役場などは、専門の人員を予算的に
配置できないなどの問題が多々あると思います。
今週の 火曜日でしたか、金銭的に困窮した老人が、新幹線の中で
ガソリンをまいて 焼身自殺を図り、 周囲の人が 女性が1人巻き込まれて
2名の死者が出て、 多くの人が負傷する事件がありました。
この老人については、 乗車していた 約1000名の乗客、 その他の
新幹線がストップし、数万人が影響を受けて、多くの人に損害を与え、
社会人として、 常識外れの身勝手な行動としか言いようがないのですが、
後のこの老人の身上についての報道を聞いたりすると、 月 12万円の
年金暮らしで、生活に困窮し、 いろんな人に相談していたようですが、
1人の孤独な生活で、 焼身自殺に至ったようです。
地方では、12万円あると、ひと月、なんとか暮らしていける金額ですが、
東京都内では、家賃が高いため、 ほとんど家賃で消えてしまうようです。
そして、年齢が70才以上になると、 耳も聞こえなくなり、目も視力が
落ちてきて、足腰関節が痛むようになり、仕事も出来なくなり、 家賃が
支払えなくなり、 焼身自殺に至ったようです。
アパートの経営者も 一人暮らしの老人に、貸したアパートで死なれると
その処理に困るのと、 次に部屋を借りる人が 死人が出た部屋となると
借り手がいなくなるため、 60才を経過すると、 老人の一人暮らしは、
アパートから 保証人を求められたり、 追い立てられるように、アパートの
部屋から追い出される人が多いようです。
そして、 路上生活者となったり、 多くの問題が発生している現状です。
これらの 諸問題を解決するためには どうしたら良いか考えてみると
地方行政の生活相談の窓口を充実させて、 問題を個別に 組織的に
対応して、 1件、1件、 事案に合わせて、 市営住宅を提供したり、
相談に乗っていくしか 道はないと考えています。
政府は、 地方自治体に、丸投げするのではなく、 10年、20年先を
考えたときに、 多くの困った 老人が増加することはわかりきっている
ことです。
市役所、町役場の 相談コーナーを 充実させて、 本腰を入れて
これからの問題に取り組まない限り、 生活に困窮して、自殺したり、
住んでいる場所を追い立てられて、 わざと犯罪を起こして、刑務所
に入ることを希望する人などが増えるのではないかと心配しています。
もう少し日本という国全体で、 仕事が出来なくなって困窮していく
老人の人達への 相談と、その対策を考えてみる時期と、僕は
考えています。
みなさんにも、 手を胸に当てて、 1度、立場の弱い人のことを
考えていただけたらありがたいと思います。
【 次回に続く。 】 【コピー 転載可】