第1612回 永田町2丁目の風  日本経済の資金の行方

みなさん、 こんにちは、 模型公園です。

                           2015年7月12日日曜日2回目の投稿です。






                   【 永田町2丁目の風 】




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  この永田町2丁目の風のコーナーは、 僕の考えを簡潔にお伝えするコーナーです。

 みなさん、日曜日に多忙と思いますが、国民の一人として少し考えていただけたら

 と思います。





       今日のお話は、「 日本経済の資金の行方。」 と言うお話です。   




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      最近、学校の教科書に載っていない、近代の歴史を勉強しているのですが、

     合わせて、日本経済史も勉強しています。

     日本が経済恐慌に襲われた時期とその背景を勉強して見ると、 いろんな

     原因が合わさって、複雑になっているのですが、 海外の金融恐慌が、

     日本に飛び火してくる、 こんな事が 明治の後半から、 昭和にかけて

      

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         続いたのですが、 その原因を探っていくと、無理な 借金による

         経済誘導政策と言いますか、 借金というブロックを 積み上げていき

         自重に耐えられなくなり倒れて破綻するという事案が多いことに

         気がつきます。



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         ニューヨークのブラックマンデーの時も、 当時 電信で株の取引を

        全米に広めていき、 株式市場に 株式をよく知らない一般の市民が

        どんどん宣伝に踊らされて 投資するようになり、バブルが弾け、

        大量の空売りなども原因のひとつでありました。



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         みなさんが、 手元にわかりやすく、100万円あったとします。

        これを 証券会社の口座に入金し、ダイレクト契約をして、仕事の

        合間に、スマートフォンや、携帯電話で売り買いの操作をして、

        130万円に わずか、2日程度で株価が上がって、利益が出たとします。

        すると、人間の心理として、 もう一度やってさらにもうけようと考える

        わけです。

        そして、今度は130万円入れて、 数日後 160万円になったとします。


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       そうすると、だれもが、もう少し株式の数をたくさん持って運用すれば、

       もっと 儲かっていたのにーーーと、考えるのです。

        そして、信用取引を始めたり、 銀行から融資を受けて、大きな金額で

        運用していくようになって行くのです。

       これは、個人も 企業も 1度利益が出ると そうなっていくのです。

       ある銘柄の株式を、わかりやすく説明すると、 10万株購入したとします。

       株式が1日で10円株価が上がると、 1日で 椅子に座って 100万円

       の利益が発生し、 証券会社の手数料、 税金を引いても、多額の現金が

       出来るわけです。



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       ところで、中華人民共和国共産党の経済政策というのは、計画経済

      と称して、 都合の悪い情報は規制し、 宣伝のみに終始し、 銀行よりの

      貸付金利をどんどん低くし、 景気刺激策と称し、 大量に現在お金を

      ばらまいて、多くの人が 冒頭紹介したように、株式市場に借金をしてまで

      株式投資しているのが現状です。

      そして、 借金の利息を支払うために、別の金融機関で、 さらにつなぎ

      融資を受けて、 つないでいく そういう感じの人が多いのが現状です。

      金利を下げると、 利息が少なくなるので、 金融機関も、あの手、この手で

      お金を貸し出して、 金利低下で収入が下がるのを防ごうとするわけです。

      その結果、 どんどん市場に お金が流れ込んでいたのが最近までの

      出来事です。

      そして、問題は、その資金が色んな所を経由して、日本の株式市場や

      不動産に投資され、価格を引き上げているのです。




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        今週の火曜日、ついにブロックが倒壊を始め、 平均株価が全体の

        30パーセント下落し、 一説には、400兆円の資金が消えて無くなった

        と言われています。

        その先どうなるかというと、自分の自己資金のみの人は まだ良いのですが

        借金をして、株式の運用をしていた人は、 返済が出来なくなるのです。

        そして、 そう言う人が増えると、銀行の不良債権が増加していき、

        経済恐慌の原因になっていくのです。



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      数年前の リーマンショックというのを勉強して見ると、アメリカで住宅バブル

      つまり、ブッシュ ジュニア政権が、国内内需の刺激策と称して、過度な

      刺激策をとったため、 用事もない人が、住宅を買い集め、 利益を上乗せして

      転売する事が過熱し、 その内、 古い民家をリフォームして、転売する

      ようになリフォームブームとなり、一大好景気に沸きました。

       そして金融機関も、簡単な書類にサインするだけで、無職の人にも

       どんどん融資し、結果、多くの不良債権が発生し、 積み上げたブロックが

       崩壊したのです。



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      現在の我国はどうかというと、 中国人が日本の株式、不動産を買い

      集め、価格が上昇しているのはみなさんご存じの通りです。

      中国大陸では、土地は政府の物で、いくらお金を積んでも自分の物には

      ならないのですが、 日本は 自分の所有物にすることが可能で、治安も

      安定し、 財産を構成する上で、 安心して投資できる環境なようです。




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         ところが、 海外からの投資資金が止まり、売り買いか減少し、

        中国の金融機関が資金の回収を始めた後どうなるかというと、日本の

        株式市場、 不動産市場は、大きく値崩れを起こすと僕は考えています。

        株式を売り買いしている人、 保有している人は、 早期に現金化して

        定期預金にして様子を見た方が賢明と僕は思います。



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        何事も、借金で物事を進めていく、 まあ 人の資金を上手に運用

       出来れば良いのですが、 それが焦げた場合ーーーー、 破綻するわけで

       借金をして、 利息を払うために さらに別の借金をするというのは

        良くないと思います。



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         そろそろ、株式が大幅に下落する兆候が出ていると思います。

         日本の政府にも、中国の金融崩壊が日本に影響を及ぼすのを

         極力少なくなるような政策をとってほしいと思っています。


     【 明日に続く】  【 転載コピー可】