第1415回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
第1414話 当時のドイツの世相の事。 2016年1月17日日曜日の投稿です。
労働者党の執行部を追い出して、 自らが党首に就任した後、数ヶ月で、
外国人を排斥する事を過激に主張して、 それを実行していったのですが、
これらの暴力行為がドイツ人に支持され、拍手喝采を受けていくことになった
です。
全員ではないのですが、 その多くの人がドイツ人に常識外れのおかしな事を
行っていたというのが、実態であったのです。
我国、日本国内も同様であったのですが、 1つの国が、他国を武力で吸収して
巨大化していくと、 当時のドイツのように、 ドイツ語が満足にしゃべれない人達
が国内に流入してくる原因になっていったのです。
この人達がどうなるかというと、ドイツの町の一角で、 自分達の塊、 集団を
作るようになって行き、 集団でドイツ人に暴行を加えたり、 対立していったり、
その場所からドイツ人が引っ越して、出て行ってしまい、スラム街のようになって
行き治外法権の地域になって行ったのです。
日本でも、関西地区に戦後、朝鮮人が集団で住み着いて、警察も手が出せない、
通称、どや街なるものが複数存在し、 犯罪や、薬物、売春の拠点となっていま
すが、 これに似た、現象がドイツで当時起きていたようです。
日本人は、悪事を働くとき、一人で行う事が多く、 多くても三人程度ですが、
大陸の人間というのは、数十人で徒党を組んで、 強盗を働いたり、強姦を
働いたりと、 ずいぶん始末が悪いというか、 道徳が低く、教育水準が低い
訳です。
このような訳で、 このようなドイツ語が満足に話せない外国人の流入を
制限するか、 なにかの対策を打つべきであったのですが、 時のドイツ皇帝は
させてきたのですが、 戦争が敗戦にいたり、 工場の仕事が無くなると、彼等
はドイツ国内にたむろして、 ドイツ人に復讐を始めたのです。
今までドイツ人にこき使われ、 買い物をしようにも、見下した格好で対応され、
ドイツ人から差別を受けていたわけです。
このような成り行きで、ドイツ人と 外国人の労働者との間に溝が出来ていった
のです。
こう言う場合、 吉田 茂首相が実行しようとしたように、 国内の不良
外国人を強制的に本国に送還して、追い払う方法と、 別の方法、つまり
行政府が、10年程度の長いスパンで、彼等の衣食住を負担し、 語学学校に
通わせて、ドイツに定着できるよう、道徳教育も含めて 面倒を見ていく、こう言う
事が、暴動や、強盗、強姦 などの犯罪を無くしていく方法であったのですが、
当時、戦争に敗戦し、各地で反乱が起き、 経済は破綻して、 対応に追われて、
こう言う事まで当時のワイマール共和國は手が回らなかったのです。
すると、その先どうなっていったかというと、 外国人は、仕事はない、金はない、
ドイツの冬は寒いので、外で過ごすわけにも行かず、 そういう同様の立場の
外国人がどうしても 1カ所にあつまるようになって行き、 食べて行くために、
集団で 強盗をして、 ドイツ人の家から食糧を奪い取ったり、 そういう騒動
につながっていったのです。
大勢で、こう言う事を行うので、 少人数の警官では、返り討ちにあったり、
殺されたりと、 少数の警察官では対処出来なかったのです。
ある一部の、浅い考えの政治家が、 外国人労働者の受け入れや、移民の
受け入れなどを 国際貢献の一貫と叫んで、 軽軽と発言する人がいますが、
こういう歴史をよく勉強して、 受け入れるのはよいですが、 その後の彼等の
面倒をよく見て、 食べるのに困って、 犯罪に手を染めていくことの無いように
政治をする必要があります。
我国でも、第1次世界大戦こと、当時は欧州大戦と呼んでいたのですが、
好景気で、人手不足のため、朝鮮半島、中国大陸からどんどん労働者を日本
国内の工場に連れてきたわけです。
そして、戦争が終わると 食糧、物資バブルが、弾けて、 工場が倒産し、彼等
が日本の社会に放り出され、 言葉は満足にしゃべられない、 仕事はない、
食べるのに困って、 悪事を働く、 日本人から攻撃される、差別を受ける、
そして、 朝鮮人だけで集団を作る、 中国人だけて、集団を作る、 日本人は
引っ越していき、 その地域が外国人の巣になって行き、治外法権化して、
日本人が近づけなくなって行く。
集団で攻撃して行く、 こういう騒動に発展していったことを、忘れてはなりま
せん。
こういう風にならないように、 政治家や行政は先を見据えて、政治を行って
行かないと、過去の繰り返しとなるわけです。
人から 拍手喝采を受け、支持されていった歴史背景には、当時の
外国人労働者に対する、政府の政治が悪かったのです。
当時のドイツ政府はもう少し良く考えて、 外国人対策の政治を行う必要が
あったようです。
【明日に続く。】