第2502回 週刊 モデルガンパーク By 模型公園
みなさん、こんばんは模型公園です。 2017年3月5日日曜日の投稿です。
週刊 モデルガンパーク
毎週、日曜日恒例の モデルガンのお話しのコーナーです。
ちょうど、今から40年ほど前 日曜日の20時から、テレビ朝日で、
ならんで、当時ビデオを買う人も少なく、高価であった事も有り、
多くの人が、 どちらのチャンネルにするか、家族でケンカに
なる家庭もあったようです。
昔から、刑事物のテレビはあったのですが、何が違っていたかというと、
西部警察は 派手なカースタントや、銃撃シーンなどで、視聴者の心を
揺さぶるような映像で、 それはそれは、すごいシーンで、 翌日の月曜日
学校でも、職場でも、この番組を見ないと、 会話について行けない程度
有名な番組でした。
そんな番組に主人公の大門刑事が手に持つ レミントンM31は、大活躍し、
このモデルガンを買って、家で 大門刑事になる人が多くいたそうです。
その人気は沸騰し、 そのあげく出て来たのが、ヘリに乗って、空から
悪人を スコープ附きのレミントンで制圧するというシーンなどが出て来て
早速 当時のMGCから発売されたのが今日紹介するモデルガンです。
資料によると、このモデルは少し後からのようで、約1980年代初頭の
頃の製造のようです。
つまり 今から37年程度前の製造となっていて、 生産していたMGCは
無くなってしまったので、 資料的に貴重品と言う事になります。
スコープの無い品は、以前数回紹介しましたが、 スコープがついた品が
市場に出て来ることは、3年に一度程度か、 状態のよい品ですと、5万円
程度でマニアの間で取引されているようです。
このタイプのレミントンM31のモデルガンは、昭和50年頃からあって
つまり1975年頃ですが、 後期生産のタイプは、上の様なハンドガード
となっていて、前期型は丸い感じのハンドガードで、 生産時期を見分ける
ポイントとなっています。
このハンドガードを前後すると、 12番の弾が装填されたり、排きょうした
りする仕組みとなっています。
これが今や貴重品のMGCの純正のスコープマウントのようで、側面に
6角ナットで止めるようになっています。
全長は 先週紹介した M1カービンより5センチ程度短い 85センチ程度
の長さで、日本人には扱いやすい長さです。
ストックは、これは スタンダードと呼ばれる型のストックです。
40年近く経っているにしてはきれいに保存してあります。
このレミントンM31RS2は、MGCのドル箱的存在の主力商品であった
そうで、 その生産時期、 形状が 微妙に違うようです。
「 武器を捨てろ。 ズキューン、ガシャーン、ズキューン ガシャーン。」と言う
ポンプアクションの射撃シーンは多くの人の心を当時とらえて、このモデルガンを
買って 大門刑事を思い浮かべる人が大勢いたようです。
最近、壊れた粗悪品が多い中、 なかなかよい買い物が出来ました。
来週は どんなモデルガンの出会いがあるか、楽しみですね。
それでは、みなさん、よい日曜日の夜をお楽しみください。
【 来週に続く。】