第1782回 昭和の伝道師【 戦中、戦後のパイロットの物語 】
第1781話 乙未戦争 布袋鎮上陸作戦の事。2017年4月7日金曜日の投稿です。
戦後の現在、今日のお話は日本人から忘れ去られ、知る人は少ないのですが
1895年 明治28年の10月10日の朝の5時、 薄暗い中、日本海軍の 浪速
済遠、 海門 の3隻の艦艇は、布袋鎮と呼ばれる 現在のチャィ県の北の沿岸に
挺進し、 海岸に砲門を向けて、 上陸作戦の支援にあたったのです。
連合艦隊では、布袋鎮特別陸戦隊を編成し、 午前6時より作戦を開始し、
特別陸戦隊を海岸の砂浜に上陸させ、 防御陣地を構築し、その占拠を
行ったのです。
そして、2時間後から、仙台第2師団の隷下の歩兵第4旅団の仙台歩兵
第17連隊 瀧本 美輝 陸軍中佐の部隊が続々と上陸して行ったのです。
これらの歩兵第4旅団の仙台第17連隊の任務は、布袋鎮より上陸し、
そのまま南に進撃し、 台南民主國の軍勢を横から強襲し、粉砕する
事が目的とされていたのです。
これらの日本陸軍の布袋鎮上陸部隊の総指揮は、 歩兵第4旅団長
東側からは、近衛師団、 北側からは 歩兵第4旅団が攻撃を仕掛け、
これらの備えを考えていなかった、台南民主國の軍勢は、どっと体制が
崩壊していったのです。
【 明日に続く。】