第2213回 昭和の伝道師【 戦中、戦後のパイロットの物語】

第2212話 山東半島の白蓮教と大刀会のこと。


                            2018年9月4日火曜日の投稿です。




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    【 前話の続きより】


  1896年 明治29年頃、大ドイツ帝国山東半島に進出した当時、この地方

には宗教組織の白蓮教【びゃくれんきょう】という団体があったのだそうです。

日本の鎌倉時代から存在していた 仏像を信仰する宗教団体であったようです。

 

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  この白蓮教の寺院の下部組織で武術集団があったそうで、わかりやすく言う

 と、映画の少林寺という拳法映画がありますが、よく似た感じで教団に附属して 

 刀術を行う武術組織があったのだそうです。

 それを 白蓮教の大刀会【だいとうかい】と呼んだのだそうです。

 これは本来はお寺の自衛組織であったそうですが、これらの組織が寺の外に

 出て行って 騒動に発展していったそうです。 

 大ドイツ帝国の キリスト教の神父達と、それらに 生活苦から入信した現地の

 信者達が、 不平等条約を利用して 現地の山東半島の人達に、狼藉を行うよ

 うになり、対立していったとされています。


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    このような経緯で、 白蓮教の人達と 大ドイツ帝国キリスト教の布教の

  名目で山東半島に入っていったドイツ人とで争い事に発展していったとされて

  います。

  後の世の言い伝えでは、 キリスト教の神父の格好をした 工作員であったとか

  いろんな言い伝えや説があるのですが、 現地の人と ドイツ人とで対立して

  いったことは間違いが無いようです。


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   このような経緯で、清帝国山東半島に昔からある 仏教系の宗教団体

 と、大ドイツ帝国キリスト教の神父達との間で 武力闘争が始まっていった

 のです。


  【 明日に続く。】