第1124回 コルトパイソンPPCカスタムを手入れする。模型公園
みなさん、こんばんは、模型公園です。 2014年11月16日日曜日の投稿です。
「 君、PPCカスタムとはなんだ、 どういう物の事をPPCカスタムと呼ぶのか。」
と、こんな質問が来て、直ぐ返事が出来る人は、以外と日本には少ない。
永田さんと、高野さんと、床井さん程度ぐらいでしょうか、返事が直ぐ出来るのは、
ひとつの事で、 FBIが採用して、職員を訓練している優れた射撃訓練と言う事で
アメリカの全米の警察署が採用し、 警察官の射撃訓練の方法というか、ルールの
様な物で、 7ヤード、25ヤード、50ヤードの距離で、決められた時間に、決められた
射撃姿勢で、決められた弾数を発射して、点数を競う射撃競技のことを、PPCと呼ぶのです。
この競技、 参加費を払えば、競技に参加できるのですが、ほとんどが 警察官
という、 そんな感じの射撃大会のようです。
これらの競技には、 銃身の短いハンドガンのクラスとか、 6インチの銃身の
クラスとか色々あって、 その中に、 ハンドガンを自分で使いやすく改造して
それで出場して得点を競うクラス、 つまりカスタムガンクラスというのがあって
そのクラスにでる人は、 リブサイトという、レールのような独特なサイトを
ハンドガンに装着して、
上の画像の様に、 7ヤード、25ヤード、 50ヤードの距離で、 フロントサイトを
調整できるようになっています。
そして、銃身は、 重たい特製バレルを取り付けて、 重さで反動を
軽減するように作られています。
実際のPPCカスタムガンは、 M10、M60の38口径のハンドガンをカスタム
することがほとんどで、 上の様に、パイソンの357をベースにする人は、ほとんど
いないのが実情で、理由は、 357マグナムのシリンダーに、競技用の38口径
ワイドカッター弱装弾を挿入して射撃すると、 シリンダーの中で弾頭が、動いて
集弾率が若干 落ちるためだそうです。
日本のモデルガンのPPCカスタムの原型は、 アメリカのロサンゼルス市警に
勤務していた、デイビスさんと言う警官が、 自分でカスタムガンを休日に作って
PPC競技に出ていて、 それがずいぶん評判となり、 注文が殺到し、 警官を
やめて、 自分で デイビスカンパニーという会社を作って、 こういう
PPC カスタムガンの生産を始めて、 そのカスタムガンを模して、
昭和50年代に、日本の人気のあるモデルガンであった、M29ベースの
デビル とサタン というPPCカスタムガンのモデルガンが発売され、
数年後、今度は、パイソン357ベースの商品が販売されたようです。
今日紹介するモデルガンは、 その当時物で、未発火の状態の良い美品。
カートも、未発火で大切にされていたので、 30年以上経っているにも
かかわらず、 非常に保存状態が良いです。
構えてみると、 こんな感じになります、 全体が2キロ近くあるので、
ずいぶん重たいモデルガンです。
今日はパイソン357ベースの商品のPPCカスタムを紹介しました。
今日は、ソファーに腰をかけて、 リボルバーのコレクションを
手入れして楽しみました。
みなさんも、よかったら、集めて、楽しんで見ていただけたらと思います。
それでは、良い日曜日の午後をお楽しみください。 ギッチョンパー♪