第1520回 F1 ティレルフォードV8 019を制作する。 模型公園

みなさん、こんばんは模型公園です。             2015年5月25日 月曜日の3回目の投稿です。






イメージ 1



       今日のお話の冒頭は、 レーシングドライバーのブレーキのかけ方というお話です。


        3週間前に、 アクセルを踏んで、大きなエンジン音を立てて、スピードを出す人が

       ドライビングの上手な人ではないという、お話をしたのですが、 ブレーキを上手に

       コントロールするというのは、大変難しい事です。



イメージ 2



      ここでは、わかりやすく時速100キロで走っていたと仮定します。 

      「 人間、 危ないと感じて 普通の人がアクセルから ブレーキに踏み直すと、

       1秒程度の時間が経過します。  すると その間、 車は高速で前に進みます。


イメージ 3




           問題はここからで、 車輌と、タイヤの限界をしらない 普通の人は、 危険を感じて

           一気に ブレーキを踏みます。

             業界では、 このことを ブレーキロック、 フルブレーキングと呼びます。



イメージ 4




      タイヤが止まって、 勢い余って、 タイヤスモークという 煙が出て タイヤがすり減ります。




イメージ 5





             この表で行くと、 ブレーキの踏み替えの1秒間に26メートル進んで、

             ブレーキを踏んで、84メートル進んで停車することになります。


             この距離の間に、 前の車の後にぶつかりそうになった場合、 ハンドルを右か

             左に 多くの人が 危ないと感じて回すわけです。

             その先どうなるかーーーーーーー。



イメージ 6





          上の画像の様に、ブレーキをロックして 右にステアリングを切ると、左に車が

           回転し、 タイヤの限界点を越えて、 回転していきます。

          左にステアリングを切りながら、ブレーキロックすると、 右に 車の後部が回転して

          スピンします。



           では、どうしたら上手にブレーキを傷めずに、 短い距離で車を止めることが出来

           るのか、   それは、



                  【   ハーフ ブレーキ 】 という、基本的なブレーキ操作です。


             まず、基本は、 ブレーキをかける時は、ステアリングはそのまま、前にして

             動かさないこと、



イメージ 7
 



             例えば、5速 180キロ全開で走行していて、減速する場合は、 2週間前の

             11日の記事に紹介した、 足さばきで、 ブレーキを半分踏むのです、

              時間にして、1秒か2秒   つまり ハーフブレーキ状態にします。


イメージ 8
 


         右足のつま先は、ブレーキの上、 右足のかがとは アクセルの上に

         ハーフブレーキをかけて 速度を落として、 それからブレーキを踏み込みます。



イメージ 9




            こうすると、 ブレーキロックするより、半分程度短い距離で停車が可能になります。


           ブレーキへの踏み替えの時間がなくなり 、28メートル短縮され、


           ハーフブレーキで、 速度が減速され、 そしてブレーキを踏み込むことで

           42メートル短く停車できます。

           初めに紹介した、 素人のブレーキのかけ方より、70メートルも短い距離での

           停車が可能になります。




イメージ 10
 



         応用では、いろんな操作をするのですが、基本は、直線でハーフブレーキで速度を

         落として、 それと同時に ステアリングを右に切って、 アクセルを踏み込んでーー



          「 つまり、カーブのコーナーでは、 アクセルを踏みながら コーナーに進入

            していく操作を心がけて行く。」


                              こう言う事が大切です。




           未熟な人は、 アクセルを踏んで オーバースピードとなり、 コーナーで

          ブレーキロックして、 ステアリングをカーブの始まりで 回してしまうーーー。



イメージ 11



           後部が横に流れて タイヤバリヤーや バリケードに ぶつかってしまうーーー。


            これが悪い 素人のブーレーキのかけ方の見本です。




イメージ 12
           




           ハンドルを動かすときは、アクセルを右足のかがとで煽りながら操作する。

           つま先でブレーキを操作する時は、 ステアリングは原則まっすぐ、

           そして、  ハーフ ブレーキを 心がけて行く、 これが今日の基本のお話です。






イメージ 13




           今日も 前置きが長くなってしまったのですが、 今日はエンジンをシャーシに

           のせます。




イメージ 14




    ブライアン ハート スペシャル チェーンの フォードV8 3500CC 550馬力エンジンです。



イメージ 15



             エンジンに火を入れて 「 ブォーーン ブォーーン、 ブォーーン。」 と

             音を出すと、 良いエンジン音です。



イメージ 16
 




                   今日は、後部の サスペンション を組み立てて行きます。



イメージ 17





              解説書はこんな感じでややこしいのですが、 一つ一つ、 確実に接着して

              行く事を心がけると大丈夫です。



イメージ 18


            
                    作業は、ピンセットで行う事をお勧めします。



イメージ 19




                                   こん感じに



イメージ 20





                       今日は、こんな感じで 乾燥させます。




イメージ 21



    来週の月曜日は、 レーシングドライバーのブレーキの操作方法の 続きをお話しする予定です。


                   それではみなさん、良い月曜日の夜をお楽しみください。


          【  明日に続く。】