第1356回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1355話 イギリスの内閣の崩壊の事。 2015年11月18日水曜日の投稿です。





    1916年の大正6年の年末の頃、 当時イギリスでは、戦時内閣を組織して

   いたのですが、 戦時内閣というのは どういう内閣かというと、 与党と野党

   が大政翼賛会のように、手を組で、国難に対処しようという内閣でありました。



イメージ 1




    この当時、 アジアや、アフリカの植民地や、アメリカから イギリスは、物資を

    輸入に頼っていたのですが、 当時のドイツの新兵器の潜水艦の攻撃で、

    輸送船が沈められて、 国内の物資の不足が深刻化するとともに、戦争が

    2年目を過ぎて 3年目に突入し、 国庫が破綻して、 国として疲弊して

    行ったのです。


イメージ 2
 


       ベルギーや、フランスの戦場では、毎日、毎日、凄まじい砲弾や、

       小銃弾が消費され、 すさまじい戦費がどんどん出ていき、戦死者
 
        重傷者が凄まじい人数にのぼり、 国民の我慢も限界を超えていた

        のです。



イメージ 3
      



      ロシア帝国や、 ドイツ帝国は、 市民や兵士の反乱で、革命が起きて

      崩壊していったのですか、 そういうことが起きる前に、 イギリスでは、

      内閣の中の大蔵大臣が、 時の首相を 追い落としを計画して、実行に

      移していったのです。



イメージ 4



                  【 ディヴット ロイド ジョージ 大蔵大臣 】



      彼等の言い分は、 「このままアトキス首相が、 国の舵取りをしていると、

      大英帝国は破綻し、 戦争に負ける前に、崩壊するであろう、 もう 黙って

      見ていられない。」 と言う物でありました。

      当時の蔵相は、 国庫の事もあるのでしょうが、金策に困り果て、 一日も

      早く、戦争を終わらせて、 財政再建をする必要が急務であると考えて

      いたようです。

イメージ 5
 


    このような事情で、 同盟国のベルギーを支援しようと、イギリスは大陸に

    派兵し、 フランスとロシア帝国と一緒にドイツとの戦争を始めたのですが、

    戦争継続派は、 失脚していき、 早期戦争終結派の人々が、主流を

    占めていったというか、 そうしないと、 資金が枯渇していたのです。



イメージ 6
  


       当時、イギリス政府、フランス政府は、戦費がかさんで、困り果て、

      アメリカ政府は中立を主張して譲らず、 ついに、 アメリカの民間の

      ユダヤ人組織に、 政府が頭を下げて、 言うなりの条件で、お金を

      借りていくことになったのです。

      

イメージ 7



         その後、 イギリス政府も、フランス政府も、アメリカのウォール街

         君臨する、 ユダヤ人金融組織に 頭が上がらなくなっていく、原因

         になっていったのです。



イメージ 8



         彼等は、 ユダヤ人の国を造ろうと 考えて、 イギリス政府、フランス

         政府と、約束を交わして、 戦争の為の資金を融資したのです。

         彼等のお金は、 第1次世界大戦の終結の大きな力となっていき、

         そして、のちの中東戦争の原因になっていくのです。

         裏を返せば、 イギリス政府や フランス政府は、彼等に借金漬けに

         されていったわけです。 


        【明日に続く。】