第1540回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
第1539話 ヒットラーを追放せよの事。 2016年6月11日土曜日の投稿です。
ヒットラー引き渡しについて打診したのです。
ベルリン政府には、ヒットラーが人殺しなどを自ら手を下していないので、申し入
れのあった極刑には出来ないが、国外に追放することで、2度とドイツ国内に入国
できないようにして、 体面を保とうとしたのです。
それから、裁判官達も、 バイエルンの法律に元図いての決定のため、法の秩序
にも、ヒットラーの命を救うことで、 国外追放という処分に世間の納得が得られると
考えたのです。
ないと考えたようで、 ヒットラーを逆に、機先を制して 国外追放処分を発表した
のです。
帝国国家で、周辺国をどんどん侵略していたのです。
ところが、 占領地を視察に出かけた皇太子夫妻が、セルビアで爆殺され、第1次
世界大戦の始まりの原因となっていたのです。
第1次世界大戦を戦ったのですが、 敗戦してしまい、 国土は戦勝国の
連合軍によって、分解分割されてしまったのです。
そのような 混乱の中、アドルフ ヒットラーが 国内に帰国し、 また、演説を
始めると多くの人が惑わされ、 とんでもない事が起きるに違いないと考え至った
ようです。
結局これらの外交上の拒否解答で、ヒットラーを国外退去処分にする処分
案は消えていったのです。
戦後、多くの西ドイツの歴史研究家や、世界の研究家が、ヒットラーをドイツから
法律通り追放しておけば、 第2次世界大戦は起きず、 平和が続いたものを
ところが当時のミュンヘンの裁判官が おかしな判決を決定したおかげで
ドイツは暗黒の世界に沈んでいったと批判する人が多いのですが、当時は
そのような事はわからず、 元の木阿弥に戻ってしまい、 ゼロから考え直す
事になっていったのです。
【 明日に続く。】