第1673回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1672話 第43潜水艦 海底の刻印 その2の事。

                         2016年10月28日金曜日の投稿です。


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                  【 大正13年撮影 第43潜水艦 】


    今日の昔話は、大正13年、1924年の3月19日に長崎県佐世保市相浦の

沖合で、軽巡洋艦 龍田に衝突されて沈没した 第43潜水艦の引き揚げ後の艦内

の内部調査で発見された、乗組員の刻んだ 文字の紹介の2回目です。

前話からの続きで。

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        【 大正13年撮影  仕官厠 【 しかん かわや】 の周辺の文字 】



  呼吸 困難なり

  最後まで排水につとむ   三省


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          【 第43潜水艦 森分 三省 一等水兵  愛媛県 出身 】 


  座礁なるか 駆逐艦とのため  

  各員 共によく各務に勤む 日本海軍士気盛ん 我満足す 本田



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         【 第43潜水艦 本田 宗秋 海軍二等水兵 熊本県出身 】



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 当時の便所は、士官用の便所と、兵員用の便所に別れていたようで、

 仕官 厠 【かわや】 と書いてある 上の部分に 傷を入れた 文字が

 発見された様です。

 下は、海水が浸水し、 それゆえ、天井に近い場所に海水に浸かりながら

 暗闇の中、 書き込んだようです。

 書き込んだ本人達は、 暗闇のため、見てないのではと推測されています。


 続きは 明日紹介の予定です。

   【 明日に続く。】