第2084回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第2083話 大朝鮮国 暗殺者 池 運永の事。

                       2018年2月27日火曜日の投稿です。




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      【前話の続きより。】


   日本で大阪事件が発生した 1885年 明治18年12月、 その後、多くの

 元自由党の関係者がどんどん 朝鮮攻撃の準備の罪で捕縛されていき、その

 情報を得ていた 清国の 袁世凱 将軍は、 朝鮮の事大党の官吏達に命じて

 複数の刺客の部隊を日本に送り込んだと言われています。



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                 【 大朝鮮国 刺客 池 運永 氏 】


    これらの部隊の目的は、朝鮮独立党の 朴 泳孝 氏 や 金 玉均氏らを

  殺害することであったと言われています。

  袁世凱将軍は、 清国人が日本に乗り込むと、 外交上、ややこしい事になるの

  で、 朝鮮人のことは、朝鮮人に襲わせて、 金 玉均らの首を持ってこいと、

  朝鮮の閔氏らの官吏に圧力をかけたと言われています。


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  彼等が 日本に潜入したのは 諸説があって、 1886年 明治19年4月から

 5月の間であったと言う事は間違いないようです。

 言い伝えでは、 彼等は貿易船に乗って、 横浜、 神戸、長崎に降り立ち、朝鮮

 独立党のメンバーを日本人に変装して 捜していったと言われています。

 こうして、日本を舞台として、 陰謀が渦巻いていったのです。


  【 明日に続く。】