第3411回 岡山市東区砂川橋災害復旧工事のお知らせ。模型公園

みなさん こんばんは 模型公園です。 2018年11月10日土曜日の投稿です。




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       【 砂川の堤防崩壊現場 2018年11月10日 土曜日撮影 】



    岡山市東区の平成30年7月豪雨水害の被災者2230世帯と関係者の

   みなさんにお知らせします。

   今週、岡山県から7月7日の豪雨水害で崩壊した堤防の復旧工事についての

   事業計画の発表がありました。

   すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、知らない人にお知らせをします。


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         【 左が 平島団地、南古都団地 矢印が堤防崩壊現場 】




  上流から 濁流が流れてきて、 遠心力が働いて、西側の堤防に濁流が

 ぶちあたり、反発力が加わって、 反対の東側の堤防に濁流が当たる場所が

 長年の堆積土がたまって、浅くなっていて、 濁流がジャンプして堤防の道路

 を洗い、 舗装の下の下層路盤が流されて、表層がチョコレートが折れるように

 バラバラとなり 堤防が上部から崩壊していったのが 今回の堤防崩壊災害

 でした。

  幸いなことに徐々に堤防が崩れていったので、水の勢いが低下して、

 家が基礎ごと流されたり、 又、平野の為に、水が広がり 水位が上昇

 していくのが真備町などにくらべて 少なかったようです。



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    岡山県のお話しによると、そういう事情で、壊れた堤防だけでなく、

   西も東も両側の堤防を新しく工事して、次の災害の抑止を行う事になった

   そうです。


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    東側の 横断面図です。

    一般の人は、この横断面図を見ただけではよくわからないと思いますので

   僕が今日撮影してきた写真でわかりやすく説明します。



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    今置いてある240個程度の 黒い色の土のうを撤去します。

    そして盛土【もりど】と言って、 土を20センチ事に敷ならしして、

    転圧をして、 また、20センチ敷ならしを行ってと、交互に転圧しながら

    堤防を築堤します。


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      【 上の画像 左のようなコンクリートブロックの堤防となります。】


    そして防水のゴムシートを敷いて、その上にコンクリートブロックで覆い

    堤防を復旧します。

    こうすることで、ブロックとブロックの隙間から浸水する水から堤防の

    浸食を防ぐ効果があります。



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崩壊堤防の東側は、張り芝工と言って、植生 つまり 草を植える工事で

表面の浸食を押さえる工事を行うそうです。  


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   今まで、増水すると 土の上に草のみだったのが、コンクリートブロックこと

  業界では、平張ブロックと呼びますが、 これで表面を覆う工事を行うので

  今までより 堤防がずいぶん頑丈になります。



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    西側の堤防も、草を取って、 コンクリートブロックで表面を覆う工事の

    予定ですが、東側の堤防の工事が終わってから、 随時施工する予定だ

    そうです。

    つまり、僕の予想ですが、2019年春に初年度工事が完成し、残りの

    東側堤防が 2020年度施工、 西側堤防は2021年度より、つまり

    3年後からの施工になると思われます。



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   施工期間中は道路が通行止めになると思います。

  とりあえずは、東側堤防を施工して、 車が通れるようになったら

  東側の堤防を迂回路にして、 今度は西側の堤防の工事の施工になる

  と思われます。



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   【  平成30年度予算 施工実施区間 楢部橋東詰から延長300メートル 】 


 上の画像の 楢部橋の東の堤防から、南に向かって 300メートルの区間

 第1期工事で施工するそうです。

 この工事が、2018年度末より施工開始、 完成が2019年 年度末 つまり

 来年の3月中旬が完成工期と推測されます。

 同年 残りの東側堤防の崩壊箇所の続きより、砂川橋までの区間が2019年

 9月頃発注、入札 翌年 2020年 冬が完成工期と推測されます。


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   その理由は、 堤防が傷んでいる場所が多いので、優先して

  早めに 東側堤防を施工することになったそうです。



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      こう言う状態では、 早めに直していただいた方が良さそうです。



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                    【 楢部橋より 北側を撮影 】





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               【 楢部橋より 南側を撮影 】




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                   【 砂川橋より 北側を撮影 】



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   ちょうど この撮影場所に 濁流が1度ぶち当たり、反発して、 堤防

  崩壊箇所に 濁流が体当たりしていく、そう言う場所で、西側の堤防も

  頑丈に施工していただきたいと思います。


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  直線だと、ストローのように流れますが、カーブになっていると 遠心力で

  外に 外に、川の流れが速いほど、濁流が堤防のカーブの部分に当たって

  流れて行きます。

  7月7日は 幸いにも 西側の堤防は崩壊しませんでしたが、崩壊していたら



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                【 西側 浮田小学校方向  】


   西方向、 つまり上道の方向に大きな被害が発生していったと推定されます。

   いずれにしても、早めの災害復旧工事をお願いし、 被災者が大雨の度に

   大切な品を持って避難するという そういう暮らしに終止符をお願いしたいと

   被災者の一人として行政に対して平穏に請願したいと思います。



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     本日は 岡山県 備前県民局建設部 工務第二課からの

     災害復旧工事のお知らせを投稿させていただきました。

     ご近所で 知らない人がいらっしゃいましたら、この記事を

     コピーして、お伝えいただけたらと思います。



   【 次回に続く。】 【 転載、コピー自由です。】