第105回 うぶだしの茶碗を偲ぶ。

こんにちは、模型公園です。♪ 2012年3月17日 土曜日の投稿です。
 
今から、1年半程度前くらいの出来事です。
 
みなさん、模型を作ると 完成品がどんどんと増えてたまってきます。
 
僕の家も、例のごとくどんどん増えていくので、観音様が、「ゴミの日に捨ててしまいなさい。」というのでした。
 
自分で作った物は、出来が悪くても、思い入れがある物で、整理する良い方法はと考えていたのです。
 
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壁に、棚を作って、飾って整理すれば、場所も取らず、良いと考えて、大仏様に相談したのでした。
 
「リサイクルのがらくた市に行って見よう。」ということで、いったら、スチールの本棚とか、1000円の二束三文で
 
手に入りました。
 
「ぞうきんで良く拭いて、組み立ては、おまえがせーや。」と言われて、ひとまず、問題解決。
 
戦車が、50台程度飾れそうです。♪
 
通常の、リサイクルショップは、ホームセンターより、値段が高いことが多く、よく値段を観察しないといけませ
 
ん。
 
一般の人が、ゴミのように、不必要な物を処分する場所が、1番良いようです。♪
 
それは、商売人のもうけが入っていないからです。
 
段ボールの中には、古着やら、人形やら、きたない物まで色々とおいてありました。
 
遠くから見て、僕がぴーんとくる物がありました。
 
口元が割れた、茶碗です。 おじさんが、売っているようでしたが、わざと、違う品物の値段を複数聞いて、
 
この茶碗の値段を聞いて、その後に、わざと大きな声で、「ああああー、この茶碗割れているー。」というと、
 
おじさん、「最近の整理で、出てきた初だしでー、安ーしときます、お兄ちゃん。」と言うので、少し勉強してもらっ
 
て手に入れたのでした。
 
大仏様、その成り行きを見ていて、「又、割れた茶碗なんかこうて、どうするんならー、おまー。」と言われたので
 
すが、その茶碗が下の画像茶碗です。
 
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良く最近、たばこの汁とか、お茶で煮詰めて、色をつけた箱が多いのですが、この箱はもそうでないようです。♪
 
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    楽12代 吉左右衛門の箱書きのようですが、これから研究してみる必要があります。
 
    調べて研究するのも、楽しみのひとつです。♪
 
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                         古い布の、茶碗を入れる袋もついていました。
 
5才違いの兄が、「又、おかしなの買ってきて、きたなー、その袋ダニがいるんじゃないのかー。」
 
と、悪口を言うのですが、いいんです。我が道を行くのです。♪
 
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楽、了入の印が入っていました。本物なら、100万程度は、値がつくのですが、口元が、割れていたのです。
 
だれかに、金つぎで直していただかないといけないのですが、通常は、1万円程度かかるそうです。
 
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貧乏なので、色々と探すと、兵庫県の人で、4000円でしてくれる人が見つかって、御願いしました。
 
今日は、10ヶ月ぶりに修復して、お茶碗が戻って来たので、お茶を点ててみました。♪
 
この職人のおじちゃん、お会いしたことはなくて、電話だけのおつきあいなのですが、まじめな人で、
 
茶碗の仕上げ状態とか、写真で、途中経過を、手紙でおしえていただいて、良い人です。♪
 
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         先日いただいた、名古屋のういろうの、片方の御抹茶仕様の方を本日いただきます。♪
 
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   葉っぱを加工して、菓子皿にした、お皿は、同じく、リサイクルで他の商品とセットで、無料でした。♪
 
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               口元の金色の直した部分も、考えようでは、良い雰囲気です。♪
 
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    赤い、楽焼のお茶碗のお話しでした。まだ、戻って来たばかりで、名前を考えていないのですが、
 
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                     使用して、楽しみながら、考えて見たいと思います。
 
             本日の模型のお話は、昭和、12年前後の、同世代の戦車の比較です。
 
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よく、日本の戦車は、ボロだとか、装甲が薄いとか、悪口を言われることが多いのですが、考えて見ると
 
すこし、話しが変わってくるのでした。
 
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              同時代の 昭和12、13、14年頃の戦車の比較です。
 
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                  皇軍のほうは、97式戦車、 ドイツは2号戦車でした。
 
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           この時代だけに限ると、97式は、最新鋭で、優秀な戦車だったのです。
 
ドイツが、外貨をかせぐために、1号、2号戦車、兵装装備を、中国の国民党軍に売却して、日本と戦闘になった
 
ときに、ドイツ軍の装備で、国民党軍、800人が、攻撃してきました。
 
日本も、応戦したのですが、次第に、1号、2号 戦車は故障して、戦場で放棄されました。
 
それだけ、故障が多い、戦車だったそうです。
 
反面、97式は、ディーゼルエンジンで、ガソリンに比べて、発火しにくく、航続距離が長く、車体も、重いのです
 
が、耐久性の劣る橋の通行も可能で、戦場では、活躍したそうです。
 
そんな、情勢の中、新型戦車が開発され、配備され始めたのが、下の画像のM3戦車だったのです。
 
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この戦車、75ミリ砲を装備していて、これに狙われると、2号戦車も、97式も、一撃で撃破されてしまいました。
 
ビルマで、この戦車と97式が対決したのですが、正面は、砲弾がはじかれて、側面のハッチの部分を、打ち抜
 
かないと、撃破できなかったそうです。
 
ドイツの追加配備された、3号戦車も、側面に回り込んで、射撃するか、高射砲の88ミリで、攻撃するしかなかっ
 
たそうです。
 
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                 ういろうをいただきながら、解説を読んでいきます。
 
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                  今度は、このモデルをつくってみようと思うのでした。♪
 
 
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               以上、模型公園の97式のおそまつな弁護のお話でした。
 
            それでは、みなさん、土曜日の良い夜をお過ごしください。 ギッチョンパー♪