第443回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第442話  お土産配りの準備の事。                 2013年5月9日木曜日の投稿です。
 
 
 
 
   私は、風呂から出て、体をふいたら、鳥が、カアカア鳴いて、夜が明けて、朝になったのであった。
 
「 今度は、父さん 入ったらどうや。」と言って、 今度は父のやぞうが、風呂に入って、私が、薪くべ
 
をして、 父が、「 おーーー、ええ湯やなーーー。」と、気持ちよさそうな声で、話をしていると、
 
 
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     雨戸を外す音がして、 母のシカが、起きてきたようであった。
 
     「 まぁーーー、朝からおふろへーーーーへぇーーー。」と、言う物であるから、
 
      「次に、よかったら、はいったら、どうやーー。」と、 話しかけると、 「ほうやねーーー。」
 
      と言って、今度は、母が入り、 母の話では、 最近は、大阪の赤十字病院での治療が、
 
     良かったのか、下腹の張りや、痛みは無くなったそうで、「 それは、えーーこっちゃ、
 
      これからは、安気にできそうやな。」と、言うと、「 うちは、美津雄に、病院の先生に
 
      なってほしかったわ、 まあーーー、元気で、やっていてくれたら、それで、良いけどーーー。」
 
 
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        と、湯船で、話すので、 返事に困ってしまい。  「かあさん、今日これから、広島の
 
        土産を配ってまわって、 合格したことを、心配かけた人に、礼を言って歩こうと
 
       おもうんや、ぎょーさん、人形の土産、こうてきたんやで。」と、言うと、 しばらく、湯船の
 
       中で、沈黙のに後、 母が、「美津雄、ほんとに、喜んでくれる人、 形だけの人、 ねたみ
 
       を持つ人、 いろいろだから、 母さん、指図はしないけど、今後は自分で良く、考えて、行動
 
       するんやで、 あの人に、土産こうてあげて、 こちらの人には、しないでは、角が立つし、
 
        難しいわね。」と、言うので、私は、母の忠告を聞いて、 「ほうやなーーー。」
 
        と、考えこんでしまったのであった。
 
 
【次回に続く。】