小説 昭和の伝道師の部屋

第1865回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1864話 壬午事変【じんごじへん】 清国駐日公使 黎 庶昌の事。 2017年7月29日土曜日の投稿です。 1882年 明治15年8月1日に、大日本国が、朝鮮日本公使館焼討ち事件 の報復で軍勢を大朝鮮国に派遣する準備に入ったという話を聞いた、日…

第1864回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1863話 壬午事変【じんごじへん】日本海軍長崎に集結の事。 2017年7月28日金曜日の投稿です。 【 井上 馨 外務卿 長州藩出身 】 壬午事変の報復と損害賠償の請求のため、軍事圧力をかけながら、大朝鮮 をクーデターで乗っ取った 大院君 興宣に…

第1863回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1862話 壬午事変【じんごじへん】と慶應義塾の事。 2017年7月27日木曜日の投稿です。 壬午事変【じんごじへん】と呼ばれる、日本公使館への焼き討ちや、公使館 員の殺害などで、日本が大騒ぎになっていた、1882年の7月の月末、日本に 滞在…

第1862回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1861話 壬午事変【じんごじへん】 右大臣の喉の腫れ物の事。 1882年 明治15年の当時、朝鮮半島では、「国から食糧物資が少なくなった のは、閔氏【びんし】が開国政策を行い、日本人が我々の食糧を海外に運び出し ているからだ。」 「 日本人を…

第1861回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語 】

第1860話 壬午事変【じんごじへん】の日本の対応の事。 2017年7月25日火曜日の投稿です。 1882年 明治15年 7月24日に発生した 壬午事変【じんごじへん】という 朝鮮日本公使館の焼き討ち放火事件の顛末は、 同年 7月29日に長崎に た…

第1860回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1859話 壬午事変【じんごじへん】フライングフィッシュ号の長崎入港の事。 2017年7月24日月曜日の投稿です。 1882年 明治15年7月23日に発生した、 大朝鮮の閔妃一派を武力討伐 する、大院君 興宣 一派のクーデターに端を発した、朝鮮…

第1859回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1858話 壬午事変【じんごし゜へん】フライング フィッシュ 号の事。 2017年7月23日日曜日の投稿です。 1882年 明治15年の7月26日に日付けが替わり、翌朝からかんかん照り の夏日の中、食事は出来ず、水は無く、 海上に漂流することに…

第1858回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1857話 壬午事変 仁川脱出の事。 2017年7月22日土曜日の投稿です。 、 仁川府 【じんせんふ】に保護を求めて、宿舎を用意され、 そこで休んでいた 在朝鮮日本公使館の一行は、前年、日本海軍が行った 雲揚号事件と言う挑発 行為の末、 3日間の…

第1857回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1856話 壬午事変【じんごじへん】 仁川府の襲撃事件の事。 2017年7月21日金曜日の投稿です。 在朝鮮 日本公使館一行は、2日かけて仁川【じんせん】に脱出し、 その間、 同行の人達が命を朝鮮人に奪われ、 傷を受けて、 足手まといになると迷惑…

第1856回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1855話 壬午事変【じんごじへん】漢城脱出の事。 2017年7月20日木曜日の投稿 1882年7月23日の夜、 朝鮮の日本公使館は、朝鮮人の放火によって 炎上し、 花房 義質【よともと】公使ら28名は、暗闇の中、包囲網を突破して、 朝鮮の奉行…

第1855回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1854話 朝鮮日本公使館の炎上の事。 2017年7月19日水曜日の投稿です。 1882年 明治15年7月23日の夜、 朝鮮人の暴徒に周辺を包囲されていた 朝鮮日本公使館の 花房 義質 【よしもと】公使は、 陸軍の水野駐在武官の 意見具申に迷いを持…

第1884回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1883話 朝鮮日本公使館襲撃事件の事。 2017年7月18日火曜日の投稿です。 1882年 明治15年7月23日 大院君 興宣は、王宮に入ると 勝利宣言を 行い、 閔妃と閔氏の協力者や、官吏を武力討伐を命令し、多くの人が殺されて いったのです。 …

第1875回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1874話 日朝修好使節団の事。 2017年7月9日日曜日の投稿です。 年が変わって、 1876年 明治9年1月に 東京の外務省は、外務大丞の 森山 茂を窓口に、 雲揚号事件の損害賠償請求と合わせて、朝鮮を開国させ、 通商条約を結んでしまおうとい…

第1874回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1873話 雲揚号事件 外務省の動きと朝鮮の情勢のこと。 2017年7月8日土曜日の投稿です。 1875年 明治8年9月29日頃、雲揚号事件と呼ばれる、日本海軍と朝鮮との 3日間の交戦の情報が東京に伝えられると、ある人は、「朝鮮に派兵すべきよ…

第1873回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1872話 雲揚号事件 長崎での出来事。 2017年7月7日金曜日の投稿です。 1875年 明治8年の9月20日、21日、22日に発生した、朝鮮と日本海軍 の武力衝突は、日本側の一方的な引き上げで幕を下ろし、 雲揚号事件とか 江華島事件という名…

第1184回 昭和の伝道師 【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1183話 関東大震災の第2艦隊の事。 2015年5月30日 土曜日の投稿です。 日本の聯合艦隊というのは、関東大震災の当時、 第1艦隊と、第2艦隊の連合体 で、シベリア出兵の時は、臨時に第3艦隊というのが編成されていたのですが、 震災の時は、…

第1103回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1102話 津野 一輔 陸軍少将の講話 一致団結の事。 2015年2月28日土曜日の投稿です。 【 平和な商業都市であった、ニコラエフスク、ラッ、アムーレ の港街 】 共産党武装勢力は、 兵力3千人で、 人口1万2千人の冬のニコラエフスク、ラ、 アム…

第1102回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1101回 津野 一輔 陸軍少将の講話の事。 2015年2月27日金曜日の投稿です。 大正12年の3月2日金曜日、よく晴れた日でしたが、午後から、陸軍士官学校の 校長先生を務められていた、 津野 一輔 陸軍少将の講話が、江田島の海軍 兵学校で行わ…

第1101回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1100話 陸軍士官学校 校長 津野 一輔 陸軍少将の事、 2015年2月25日木曜日の投稿です。 大正12年の3月2日 金曜日の日に、 広島市の宇品港から 出迎えの汽船にのられて 当時の 陸軍士官学校 校長 津野 一輔 陸軍少将とその一行が、海軍兵学…

第1100回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1099話 陸軍士官学校 校長の江田島来訪の事。2015年2月25日水曜日の投稿です。 【 大正時代の 江田島の海軍兵学校 】 大正12年3月1日 木曜日は、随分寒い日で、 海からの冷たい潮風に乗って、 粉雪が舞うような,そんな寒い日でありました…

第1099回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1098話 日本海軍 亀ヶ首秘密射撃場の事。 2015年2月24日火曜日の投稿です。 正12年の2月26日の月曜日の午後、 呉の火薬廠の見学をすませた後、 どこに連れて行かれるのかと思っていると、 江田島の東側に倉橋島という 島があって、 ここの…

第1098回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1097話 下瀬 雅允 博士の事。 2015年2月23日月曜日の投稿です。 ところで、日本海軍の用いていた爆薬というのは、大正時代はずいぶん危なっかしい品物で、 黄色いきれいな粉なのですが、 ひとつ間違うと、 戦艦などの軍艦の火薬庫が爆発して、 …

第1097回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1096話 爆薬の恐ろしさを学習する。 2015年2月22日 日曜日の投稿です。 大正12年2月26日の月曜日、海軍兵学校第52期の生徒は、呉海軍工廠を訪問し その中の火薬廠を見学することになったのです。 当時、 加藤 友三郎内閣の軍縮で、 後に…

第1096回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1095話 呉火薬試験所 見学会の事。 2015年2月21日 土曜日の投稿です。 大正12年2月26日月曜日の早朝、 随分冷え込んだ朝でありましたが、 天候は「 よーそろー。」 で、 良いお天気でしたが、 朝の訓示で、 第52期の生徒は、 呉に転進命…

第1095回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1094話 高松宮殿下の小銃と弾薬の事。 2015年2月20日 金曜日の投稿です。 高松宮殿下は、 射撃大会当日、大変なご機嫌で、 ニコニコされ楽しそうな姿で ありました。 殿下は、「 西村 【西村 文雄 二等軍医】 見て見よ、 世としては上出来じゃ…

第1094回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1093話 高松宮殿下の御学友の事。 2015年2月19日 木曜日の投稿です。 大正12年2月24日の土曜日、 よく晴れた日の午後の たしか、1330時から、 海軍兵学校の分隊の対抗の射撃大会があったのです。 兵学校のお決まりのパターンで、 各分…

第1093回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1092話 海軍兵学校の射撃大会の事。 2015年2月18日 水曜日の投稿です。 大正12年の2月22日の木曜日の午後、 海軍兵学校の江田内の沖合で、 水中爆破 の実習というのがあって、 なかなか、 爆発させるというのは、火遊びのようで面白いとい…

第1092回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1091話 伏見宮貞愛親王の事。 2015年2月17日 火曜日の投稿です。 話は少し戻るのですが、 日本の初めての航空母艦の特務艦 鳳翔【ほうしょう】が 横須賀の猿島沖で、 着艦実験をしていた当時、 海軍兵学校では、 2月11日の 日曜日に開催され…

第1091回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1090話 海軍兵学校の航空機元年の事。 2015年2月16日 月曜日の投稿です。 淵田 美津雄 氏を乗せた、海軍航空隊の ビッカース バイキング飛行艇は、津久茂 水道の方向から、また、江田内の海に着水し、 「 バウーーーーゥーーーーーーーン。」と…

第1090回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1089話 江田島の空のバイキング飛行艇の事。 2015年2月15日日曜日の投稿です。 【 広島県の江田島の海軍兵学校 】 淵田 美津雄生徒を乗せた小舟は、飛行艇に近づき、なれぬ様子で飛行艇に飛び乗ると なにやら、手取り足取りで手伝ってもらい、…