第448回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第447話   奈良県立畝傍中学での出来事。     2013年5月14日 火曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
  教頭先生は、「 今日は、夏期休暇で、生徒も来ないし、校長先生も、今日は、学校にこられないから、
 
ゆっくりしていってくれや。」と、私に語りかけ、席に座って、二人で話が始まったのであった。
 
 
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                          【当時の広島駅】
 
 
           私が始めに紹介したのは、広島市内のすばらしい建物、路面電車
 
           商店などの話であった。
 
            教頭先生は、「ほうーーーー、わしも、1度行って見たいもんや。」と、
 
            耳を傾けておられた。
 
 
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                             それから、呉軍港の話をして
 
 
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               海軍兵学校のお話をしたのであった。 特に、校舎については、見た目が
 
            すばらしく、レンガ造りの建物で、内部は、ゴミひとつ落ちていない、そんな話を
 
             しながら、私は風呂敷包みを溶いて、 中から、昨日作成した、「海軍兵学校
 
             二次入学試験概要」と、題した、冊子を取り出して、教頭先生に、手渡したので
 
             あった。
 
             
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       私は、「 教頭先生や、校長先生に色々と入試前に調べていただいて、ご足労を
 
       おかけしたのでありますが、 二次入学試験の概要をここに、まとめておきました。」
 
       と、話をして、 指を指しながら、色々と試験があった、内容を、大まかに説明していったの
 
       であった。
 
 
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          特に、前日の広島県立病院での、レントゲン検査なるものの、話をして、数日後
 
          数人が、不合格と成り、 又、特に、不合格者が出た試験科目として、
 
  
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                   跳び箱を、越えられないで、落後していった生徒の事、
 
 
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                   兵学校内での、練兵場での長距離走試験などを説明して、
 
 
 
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           鉄棒などの、試験内容も、文章と平行して、口頭で説明を行ったのであった。
 
 
           教頭先生は、眉間にしわを寄せながら、私の作成した、冊子を広げて、
 
           「ほうーーーーー、この部分は、どうなのかね。」と詳細に質問して、
 
           畝傍中学での、時間は、あっという間に過ぎていったのであった。
 
 
 
 
【次回に続く。】