第790回 魯山人風、お楽しみ鍋の勉強をする。模型公園風。

みなさん、こんにちは、模型公園です。        2014年1月12日日曜日の投稿です。
 
 
 
 
 
         連休の中日、みなさんは、楽しくお過ごしでしょうか、 今日の模型公園の家の
 
  
        近くは、晴天で、気温も8度で、とっても良い、行楽日和です。
 
 
 
                      今日のおままごとの紹介です。
 
 
 
 
            
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       今日、僕が勉強するのは、【 魯山人風お楽しみ鍋 】 と、言うのを勉強してみます。
 
       お楽しみ鍋というのは、なんですかと質問すると、 東京では、寄せ鍋、 大阪では、
 
       お楽しみ鍋、  明治後半から、大正時代頃は、関西では、お楽しみ鍋と、呼んで
 
       いたようです。
 
       北大路 魯山人 【きたおうじ ろさんじん】 こと、福田房次郎さんは、京都の生まれで、
 
       幼少時、滋賀県で育ち、後、 京都の看板屋に引き取られ、育つわけですが、 そんな
 
       関係で、 鎌倉に住んでからも、 お楽しみ鍋で通していたようです。
 
 
 
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      ひとつ、勉強する前に、道具が必要でして、 土鍋が必要です。 無い人は、すき焼き用の
 
      鍋とか、 フライパンでも、応用してください。
 
      魯山人先生が使用していたのはね、鎌倉の星岡窯で、 自分で焼いた、土鍋であった
 
      ようです。
 
 
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           土鍋は、下の部分を、水で濡らしたまま、火にかけると、割れることがあるそうで
 
           用心が必要です。
 
           この土鍋は、 ばんこ鍋という物で、定価1万円程度しますが、 上手に使用すると
 
           煮炊きした、味がしみこんで、 水を入れるだけで、汁がしみ出て、雑炊が
 
           作れるようになるそうです。
 
           まあーー、そういうのを、業界では、成長する鍋と言うそうです。
 
 
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            この土鍋ね、 三重県の奥さんから、新品の状態で3千円で分けていただ
 
           いた物です。
 
            割れないように、手入れしながら、大切にしたいと思っています。
 
           お楽しみ鍋というのは、なにを入れるのかというと、決まりはなくて、土地の
 
           それぞれの産物を入れては、煮炊きして、楽しんでいたようです。
 
 
           ここで、勉強することがあって、 魯山人先生の理論というのは、
 
           「煮炊きする材料を、 大きなお皿になるべく、たくさんあるように、大きく、
 
           見えるよう盛りつけをすること。」 と、 記述があります。
 
 
 
 
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          ふぐの刺身のように、平に並べるのは、駄目だと書いてあります。
 
         魯山人先生は、「盛りつけは、生け花を入れるごとく、美をもとめなくちゃーいかん。」
 
         と、 こうありまして、 フルーツなどの盛りつけも、人任せにせず、自分でしてい
 
         たようです。
 
         たまたま、食通の客人が訪れ、 魯山人先生がいないとき、 料理主任が最後の
 
         フルーツを盛りつけて出すと、食通の客に、「 これは、違う人がしたのか。」と、すぐ
 
         見抜かれたそうで、独特の美があったようですが、写真が残っていないのは、残念
 
         です。
 
 
 
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       魯山人先生は、よく魚の鍋を楽しんでいたようで、 そのほかにも、鶏や、イノシシ、
 
       いろんな食材で、冬の寒い時期、おたのしみ鍋を楽しんでいたようです。
 
       貧乏書生の模型公園、 今日は150円で、手羽元を買ってきました、骨がついて
 
       いたほうが、良い出汁が取れて美味しいと思ったのです。
 
 
 
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          文献には、 惜しげもなく、米から作った、良い日本酒をじゃぶじゃぶとそそいで、
 
          火にかけーーーーー云々とあります。
 
 
 
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             そして、 カツオのだし汁、みりん、醤油を入れて、味を調え、 砂糖などは
 
           一切使用しないとあります。
 
 
 
 
 
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         つけたれは、 酢醤油や、すだち醤油、溶き卵など、その時によって、使い分けて
 
          いたようです。
 
            今日は、溶き卵でいただきます。  そのほか、 梅のつけ込んだ汁の梅風味
 
          の物とか、素材に合わせて、選び、いろいろ、種類があったそうです。
 
 
 
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       魯山人風の、お楽しみ鍋の決まりと言いますか、大切な事は、1度にどっさり入れずに、
 
       まず始めに、だし汁が出る物を一番先に入れ、 1度に食べる量だけ入れて、
 
       それをまずいただく、 1度に全部入れるのは、食べ方を知らぬ者のすることで、
 
        闇鍋になってしまうと、こう書いてあります。
 
 
 
 
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            鍋の汁の色は、こんな感じです。  関西風に、薄めの味付けです。
 
 
 
 
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             1度に、食べるものだけの肉や、魚を入れて、まず始めにいただく、
 
              温かいので、体が温まります。
 
 
 
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           次に、 肉汁、魚の汁を吸う物を入れて煮る、 これが、野菜だそうです。
 
           魯山人風の食べ方の基本は、すき焼きにしても、お楽しみ鍋にしても、
 
           肉や、魚を入れて、出汁が出たところに、野菜を入れて、 野菜に汁を吸わせて
 
           1度、食べる量だけ、少しずつ入れて楽しむ、 これが、素材の味を殺さぬ
 
            良い食べ方だそうです。
 
            そういうわけで、1度に食べる分量だけ、なべに入れました。
 
 
 
 
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           ネギの大きさは、 水面に落として、 つかる程度、3センチ程度にするのが
 
           食べるのにも良いようです。
 
 
 
 
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              椎茸なども、 肉の汁を吸う物の1つで、 肉のあとに入れて楽しみます。
 
 
 
 
 
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           そしてね、食べ終わったら、又、1度に食べる分量だけ、肉を入れるのです。
 
 
 
 
 
 
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              そして、アツアツの、お肉をいただくと、 又々、お野菜を入れるのです。
 
 
 
 
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               こんな感じで、繰り返していただくのが、魯山人風のお楽しみ鍋の
 
 
               食べ方のようです。
 
 
 
 
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         鍋に、にんじんーーーと、思って、やってみたのですが、これがね、なかなか自然の
 
         甘みがあって、美味しかったです。
 
 
 
 
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                    こういう、キノコ類も、なかなか美味しかったです。
 
 
           お楽しみ鍋というのは、アツアツをいただけて、 家族みんなで楽しめて、
 
           寒い日には、良い献立であると、 そう書いてありました。
 
 
 
 
 
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                そして、最後は、ご飯を入れて、 雑炊を作って楽しみます。
 
           文献を見ていたら、随分冬場は、いろんな雑炊で、食通の人達を楽しませて
 
           いたようで、 雑炊、 まねしてやって見ると、 とても美味しいです。
 
 
 
 
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              食べていた、溶き卵を流し込んで、 美味しい雑炊の出来上がりです。
 
 
 
 
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              こうして、最後に残った、お汁にご飯を入れて、 楽しむのも、
 
            当時の食通の人々の楽しみであったようです。
 
 
 
 
 
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            いろんなお汁が出ていて、とっても美味しいです。「 おかゆや、雑炊は、
 
           貧乏書生の食べ物のように思われているが、変幻自在にーーー云々。」とあります。
 
           そのあたりの料亭の料理を食べ飽きた、食通の人には、魯山人先生の、 
 
           お茶漬け、 雑炊は、随分人気があったようです。
 
 
 
 
 
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         魯山人先生は、「 工夫とは、細工ではない、工夫とは、自然に近くなることだ。」
 
         と、繰り返し書いてあり、 「自然に近くなることだ。」と言うのが、今ひとつ、
 
         よくわからず、 疑問がわいてきたのですが、 これから勉強して行きたいと
 
         思いました。
 
 
 
 
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                     今日は、原価450円程度、作業時間、10分程度の
 
            素人料理の紹介でした。   なかなか美味しかったです。
 
           みなさんも、寒いので、みんなで、鍋をかこんで、楽しくお過ごしください。♪
 
 
 
 
 
 
 
 
                         今日の模型のお話です。
 
 
 
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                     今日は、飛行甲板の塗装を行いました。
 
 
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      簡単なようで、随分手間がかかるのです。 めんそう筆というので、描いていきます。
 
      根気が必要で、 気分散漫なときは、 又後日にしないと、余分な仕事が増えるのです。
 
 
 
 
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           今日は、お楽しみ鍋で、 お腹がふくれて、眠くなってきたので、ここまでにしました。
 
           昼寝でもしようと思います。♪
 
 
 
 
それではみなさん、良い日曜日の連休の夜をお楽しみください。       ギッチョンパー♪