第1253回 読売新聞飛行体験会の古写真を考察する。模型公園
みなさん、こんばんは模型公園です。 2015年1月14日 水曜日の3回目の投稿です。
模型公園の所有する古写真を楽しむコーナーです。
この写真は、 昭和18年12月8日 つまり、真珠湾作戦の戦勝2周年のこの日、
読売新聞社が、 新聞で飛行機の搭乗員になって、戦いたいという少年を集めて
「 1日入校 空の錬成大会 。」と、銘を打って、 開催された飛行デモストレーション
の様子を撮影した写真です。
どうしても、 年齢が13歳から、22歳程度の人は、 考えているようで、 考えが
浅い人が多く、 多くの少年が、 当時の新聞社の戦争報道に踊らされて、
飛行パイロットに志願していくことになるのですがーーー、 結末は、みなさんが
ご存じの通りです。
この写真は、茨城県 土浦女子商業の女子生徒が、 女子挺身隊
【じょしていしんたい】なるものに、入隊させられ、 24時間 3交代の航空機の部品
工場で仕事をさせられている様子です。
当時の学校の先生は、 学校という所は、 商業高校ですから、 そろばんや、簿記
などを勉強するところなのですが、 少女達を、軍需工場に動員し、 「 皇国【おくに】
の為に。」 などという、 スローガンを叫んで、 無料奉仕させていたのです。
つまり、 労働による、お金がもらえない作業を、 先生が生徒に、それも、夜中も
させていたわけです。
この写真は、学徒出陣で、 慶応大学の学生が、 陸軍の東部第6部隊に入営
したときの様子ですが、 考えて見ると、 当時の新聞社や、学校の先生は、
多くの少年少女を、戦争に誘導し、 勉強どころか、 ひどい実態が勉強して見ると
わかってきました。
ところで、 この新聞社や、新聞記者、 学校の教師は、 アメリカ軍が進駐して
くると、 手のひらを返したように、 今度は、 平和、平和と宣伝活動をしていき
現在に至っているのですが、 もしですね、 日本が ソビエトに占領されていたら、
この人達は、おそらく、「 共産主義革命。」を 連呼して、「 資本主義者を追放して。」
と、 新聞に書いて配り歩いたり、 学校の教室で大騒ぎしていたでしょう。
僕はですね、 当時の新聞記者や、学校の教師が、戦争犯罪人として処罰されるべき
だと、考えるようになってきました。
【 次回に続く。】 【転載可】