第1253回 スカイマーク(株)の経営者は決断をすべきだ。 模型公園

みなさんこんばんは、模型公園です。        2015年 1月15日木曜日の2回目の投稿です。
 
 
 
 
 
 
 
                         【  永田町2丁目の風 】
 
 
 
 
 
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   この永田町2丁目の風のコーナーは、僕の考えを簡潔にみなさんにお伝えするコーナーです。
 
   みなさんも、多忙とは思いますが、1度国民の1人として考えていただけたらと思います。
 
 
 
 
        今日のお話は、「 スカイマーク(株)の経営者は決断すべきだ。」というお話です。
 
 
 
 
 
 
    スカイマーク(株) から、「 予備エンジン、 パイロットの訓練シュミレーターを売却して
 
    当面の資金に充てる。」 と、 こんな報道が流れたのですが、 本当でもね、 こんな発表は 
 
    やらない方が良いと思う。
 
    こんな事を聞いた乗客はね、 不安がって、スカイマークの飛行機を利用しなくなりますよ。
 
 
 
 
 
 
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       このまま行くと、おそらく、2月末か、3月末で、 風船が破裂するでしょう。
 
 
       読者のみなさんにね、わかりやすく説明すると、 資本金が1000万円の株式会社が
 
       存在したとします。
 
       赤字が続いて、 流動性資本の現金の残金が30万円に減少したとすると、 この会社を
 
       経営者が変わって、立て直そうとした場合、 世間の相場では、 新たに1500万円
 
       資本注入をして、 業務を見直して、 余剰人員を整理して、 黒字経営にしていくのには
 
       数年かかると言われています。
 
 
 
 
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          ここが大切なポイントで、 中途半端に、300万円お金をどこからか借り入れして、
 
          入金しても、 あっという間に人件費や、支払いに消えてしまい倒産して帰って
 
          来なくなるのです。
 
          みんな、そのあたりの事を認識して、 業務提携したりするのをためらっている
 
          ようです。 
 
          1996年に、スカイマークエアラインズ(株)を設立したときに、会長さんがいて、
 
          出資した 雇われ社長がいて、 限られた資金で経営して、 赤字で資金が枯渇する
 
          と、 社長を副会長にして、 新たな出資者を 社長にしてと、こんな感じの経営で、
 
          落ち着いて経営できる環境にはなかったです。
 
 
 
 
 
 
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            現在の経営者も、昨年の動きを見ていると、良く動かれて、あの手、この手で
 
           努力されていると思います。 
 
           今、ここに至っては、 腹をくくってね、 よその会社に身売りしたり、合併したり
 
           人をあてにして、助けてもらおうとか、 そう言う考えはすてて、 決断すべき時と
 
           僕は考えます。
 
           弁護士に、金を渡して、破産手続きするのは、いろんな人に迷惑がかかると思います。
 
                        多くの社員と家族の人を路頭に迷わすことになり、無責任な方法です。 
 
 
 
 
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        ではどうしたらよいのか、 答えはひとつでね、 5年間という期間を定めて、金融機関
 
        の支払い、 つまり、元金と利息の支払いを止めるのです。
 
        中には、 承伏できないと、一部の金融機関が民事裁判を起こすでしょう。
 
        「支払いを命ず。」 という、判決文が出るでしょう。 
 
        それを承知で、実行するわけです。
 
 
        弁護士や司法書士を窓口にしてね、破産して、 貸し付け金が紙くずになるより、 
 
        5年後、経営を立て直して、 少しずつ元金を返済するという条件で、金融機関に示談を
 
        申し入れる。
 
         金融機関にとっても、 こちらの方が、 長期にわたるけれども、 元金が回収
 
        出来る事になり、 破産するより、良心的な方法です。 
 
        これをやると、 新たな借り入れが出来なくなるのですが、 毎月の支払いがずいぶん
 
        楽になります。
 
 
 
        そしてね、1年ごとに業績に元ずいて金額を見直すと言う条件で なるべく解雇者を
 
        出さないように、給与の大幅なカットを社員と、 労働組合と話をしていく。
 
        つまり、毎月の主な支払いの給与の総額を みんな平等に一律に減額していく。
 
        社員も、 反発は必ず出るけれども、 会社と、社員の雇用を守る為という
 
        事をヒザを交えて説明していくと、 わかってもらえる人が多いと思うし、
 
        希望退職者を募集したり、 解雇通知を出すよりは、 かえって団結が高まって
 
        良いと思います。
 
 
 
 
 
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          支出の削減だけでは、会社はね、業績が回復しないのです。
 
          支出の削減と合わせて、平行して、 利益の出ることを考えて、商売して
 
          行かないといけない。
 
          国土交通省から、 怒られてもね、 赤字の路線をカットして、 社員みんなで
 
          知恵を出して、 利益が出ることを考えて、 お金を稼いでいかないと、ぜったい
 
          会社の業績は良くはならないです。
 
          100万円の資本を使って、 5千円の利益が出る仕事は、資金ぐりが苦しくなる
 
          だけで 良くないです。
 
          1万円の仕事をして、 3千円 利益が出る仕事を考えて、 数を増やしていく方が
 
          賢明な方法で、このほうが、資金ぐりも楽でよい方法です。
 
          利益のでないことは、 縮小していき、 業務を 根本的に見つめ直して見る必要が
 
          あるようです。
 
           僕が見つめると,赤字とわかっていて、 飛行機を飛ばしたり、 黒字でも、
 
           1000万円資本を投下して、 経費を引いたら、 利益は1万円だとか、
 
           こんな事を繰り返していると、 いずれね、 破綻しますよ。
 
          
          現在の経営者の方の苦労は大変だと思いますが、あきらめずに、 退路を断って
 
          肉弾となって、 頑張っていただきたいと思っています。
 
 
 
          【次回に続く。】【転載可】