第１３９８回 日本陸軍九七式戦車で楽しむ。模型公園
みなさん、こんばんは模型公園です。 ２０１５年３月２４日火曜日の３回目の投稿です。
今日の夕方の戦車ごっこのお話です。
やっと、模型公園の皇軍戦車中隊が隊列行進できるようになりました。
戦車 第１小隊
戦車第２小隊
ウィーーーーーーーーンッ
戦車 第３小隊
なかなかいい眺めです。
この９７式戦車が出来た当時は、世界でも最新鋭の高性能戦車で
この当時のドイツ軍の戦車は、 １号戦車、２号戦車の時代で、
ドイツの戦車は、 故障が多く、航続距離も日本の戦車の方が優秀でした。
大砲を装備していて、 強力な兵器であったのです。
当時の資料によると、 ドイツの戦車は、エンジンが故障することが多く、部隊が
移動する際、 半数が途中で脱落したそうです。
そのような事情で、 この戦車が出来た当時は、 高性能戦車でした。
陸軍が、三菱重工に要求していたのは、 市街地などで小回りがきいて、
敵の機銃座などの陣地を、 歩兵と一緒に攻撃でき、 なおかつ、補給トラック
と、一緒に同程度のスピードが出せて、 燃えにくい ディーゼル燃料を使用し、
故障が少なく、 運用が容易な戦車という そういう要求に沿って作られ、
後に、 戦車と戦車がぶつかり合う、 そういうことを考えての設計はされて
なかった戦車でした。
日本の戦車は、砲塔の後に機銃が着いていますが、後を撃つためでなく、
基本は、 大砲で射撃して、敵の陣地に横一列で突撃するときに、 砲塔を
回転して、 上の様な感じで、２丁の機銃で、 敵の制圧をするという そう言う想定で
装備されていたようです。
日本の戦車がマレー半島で快進撃できたのは、イギリス軍、オーストラリア軍
インド軍に、戦車が無く、 上の様な牽引車 兼 装甲車しか無かったからです。
「 ジャップのタンクだ。」
彼等は、 こういう装甲車で果敢に日本軍に攻撃をかけたのですが、
東京の 近衛師団や、 広島の第５師団 隷下の戦車連隊に太刀打ち
出来なかったのです。
イギリス軍に、Ｍ３戦車でもアメリカが供与して、装備していたとしたら、
日本の山下 奉文 陸軍中将の 部隊も甚大な被害が出ていたでしょう。
日本の戦車というのは、 戦車を攻撃すると言う、 そういう設計では
当初から無かった、 そう言う兵器でした。
今日は、部隊の観閲をすることにーーーー。
三菱重工の悪口を言う、戦後の小説家が多いのですが、 注文が来なければ
企業としては作れないわけで、 おまけに、ノモンハンのような負け戦は、
報道規制で、 知らされず、 飛行機の生産が優先され、日本の戦車は数年間
生産が控えられて、 その間が致命的な 差になっていったのです。
今日は、こんな感じで、 夕方戦車を並べて、写真を撮って遊びました。
戦車も、艦艇も、数を並べて楽しむと、 なかなか良いですね。♪
それではみなさん、良い 火曜日の夜をお楽しみください。
【 明日に続く。】
