第1516回 永田町2丁目の風 新しい予算のかからない平和外交を考える。
みなさん、おはようございます。 模型公園です。 2015年5月24日 日曜日の投稿です。
【 永田町2丁目の風 】
この永田町2丁目の風のコーナーは、僕の考えを簡潔にお伝えするコーナーです。
みなさんも日曜日に多忙と思いますが、国民の1人として考えていただけたらと
思います。
今日のお話は、 「 新しい予算のかからない平和外交を考える。」 というお話です。
みなさん、朝から少し難しいお話をしますが、 日本という国家がどのくらい
大まかに借金があるかと聞かれて、すく返事が出来る人というのは、ごく一部の
人と思います。
有楽町や、浜松町で、聞いても返事が一部の人しか帰ってこないと思います。
現在、 約 908兆円という負債を抱えています。
これはね、 はっきり言って一般企業で言うと債務超過状態です。
そして、 毎年 総理大臣や、外務大臣が いろんな国に行く、 そして、お付き合いで
お金を融資したり、 援助金をばらまいているわけですが、 現在ですね、
担保もない、 回収の見込みが不透明なお金、 対外純債権というのが
約240兆円に達しています。
このような中で、 現在の政権も外国を訪問しては、お金をばらまく外交を行っています。
こう言う手法も、必要なのかも知れませんが、一向に世界の平和は訪れないし、
発展途上国も貧困や疫病が蔓延したり、 内戦が続いて、飢餓になったりと
この地球と言う星の中は、100年前と多少は変化があるものの、大きな事はなにも
変化していないと思うし、 日本の借金は増えていくばかりです。
今後もこんな事が続いていたら、この先も同じであると予想しています。
そう言うわけで、 こう言う方法以外の事も 国会で議論して考えていく必要が
あると思います。
数年前だけど、 マラソン大会の最中、 爆弾が爆発して幼児をつれた親子が
巻き込まれて、6才の少年が足を吹き飛ばされなくなり、妹やお母さんも大けがをする
という事件がありました。
考えて見ると、この時に、爆弾を仕掛けた人は、爆弾が爆発して、何も関係のない人達
が死んだり、ケガをしたりしたら その先どうなるかと言う事を考えたことがあるので
あろうかと思ったのです。
こう言う事をする犯人というのは、「 アラーのお告げだ。」とか、「 神のご意志。」
だとか、 好き勝手なことを言うわけですが、 分析すると、自分のことだけ考えて
人のことを、周囲の事を考えている人は少ない、 考えていないと言った方が良いと
思います。
考える人だったら、こんな事はやらないですよ。 絶対にーーー。
こう言う人の申し立てを聞くと、「 人が悪い。」 と言う、 自分のことは
棚の上に上げて、 自分の愚かな行動を反省する人は少ないのが現状です。
そこで、 どうして そう言う人が出て来るのかと言う事を考えて見ると、
例外はあるものの、 学力の低い人、そして道徳が低い自己中心的な人が
非常に多いわけです。
日本にも、オウム真理教事件というのがありましたが、 分析してみると
頭のよい、高学歴の人も犯人の中にいたけれど、 心がけが、道徳が
貧しい人がほとんどでありました。
つまり、勉強は出来たかも知れないですが、 周囲と協調するというか、
周囲の人のことを考えて、思いやる心が乏しい人がほとんどでありました。
○○教の宗教指導者が、 「 神のお告げで、○○をやらないといけない。」
と言うと、 信じ込んでしまう。
「 宗教というのは、人々の心の支えであるべきあって、 人を支配したり、 政治
の道具にしたり、人殺しの道具にはしてはいけない。」 と僕は考えています。
勉強して見ると宗教の歴史というのは古いのですが、 その多くが、政治家や
権力者が人々を支配するのに都合の良い決まりを作り、 人を支配するのに宗教
を利用してきたという長い歴史があります。
このような成り立ちから現在でも、同様な事が続いています。
このまま放置すると、 世界でも多くの国でいつまで経ってもテロや、宗教対立
や、 内戦や、クーデターや、国家間の戦争が続くでしょう。
こう言う事を是正するのにはどうしたら良いか、 弾丸や、爆弾や、ミサイルでは
なかなか解決は難しいと最近考えるようになったのです。
それではどうしたら良いかーーー、 ここ数年考えてきてたどり着いた考えは、
日本政府は つぎの様な事を なるべく予算をかけずに 先頭に立って世界に広めて
行ったらどうかと考えています。
やる気があれば、今日 今からでもすぐに出来る事です。
世界に 日本政府の平和道徳教育を広めていくのです。
多くの教育水準の低い地域から、 読み書き計算も大切ですが、 つぎの様な事を
重点的に広げていく。
「 周囲の人を大切にしていくこと。」
「 困った人がいたら、助け合うこと。」
「 自分のことは極力自分でやっていくこと。」
こう言う事以外にもまだたくさんあるのですが、当初はシンプルに、わかりやすくして
徐々に色々追加していくようにして、 日本政府が中心になって世界の家庭に
広めていく。
こういう道徳教育というのは、世界各地で幼児の頃から、 出来れば、それぞれの
家庭で、 そして学校で行なってもらう、 口から、口へと どんどん広げて
いけば、お金はかからないし、 10年、20年たてば、 世界の犯罪は減少していくと
僕は思うし、 争い事や、戦争も少なくなっていくのではと思う。
道徳教育がしっかりしていれば、 どんな宗教家や、 政治家や、独裁軍人が
出てこようと、 人の心までは変えられないと思うし、 いくら悪徳宗教家が
「 神のお告げだ。 爆弾を爆発させてこい、ジハードだ。 」 なんて言っても、
だれも聞く耳をもたなくなると思う。
日本の外務省もね、 ある国に、日本の政治家が訪問しに来た、 お金を
お土産に持って来て、 インフラ整備補助金と称して お金をばらまいてくれる。
「 日本の外務大臣は ドルを持って来てくれる、大切に付き合う必要がある。」
こういう国際関係は、お金が切れたら、縁の切れ目になってしまいます。
日本政府は、 平和の考え方、 思想を広めていく外交、つまり、
「 心の平和道徳外交。」 に方針を変更して中東や、アフリカ、アジア、
ヨーロッパ、アメリカ大陸にどんどん、道徳教育を広めていく 新しい外交を
行うべきだと考えています。
政治家は、30年先を考えて、 道筋を、そして方針を、国民に示す必要が
あるのではないかと考えます。
【次週に続く。】 【無断転載 コピー可】