第1302回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第1301話 共産党ファシスト党の対立の事。 2015年9月24日木曜日の投稿です。




  1922年 日本の大正11年の7月に、ムッソリーニ先生は演説したのです。



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   「 諸君、 私は、スイスに滞在中、 ロシア革命を起こした ウラジミール

   レーニンから、 共産主義とは何かと言う事を直接、この耳で聞いた、



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   彼は、「 すべての物を破壊することで、 新しい物が生まれる。そして、

   ロシア皇帝、 ロシア貴族、 ロシア正教会 神父 商店、 地主 を

   破壊し、 処刑することで、 新しい社会秩序を作る。」と言っていた。




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      このような事を実行してみろ、 どうなるか、 何も罪の無い商店の

      店主を 資本主義者と決めつけて、殺害して、 商店の店や、商品を

      共産党の物だと申し立てて、 持って行ってしまう、 強盗ではないか、

      教会に押しかけて、 なにも罪の無い神父をロープでグルグル巻きに

      して教会に放火して、 破壊してしまう。



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       そして、彼等はこう言う、 「共産主義には 宗教は必要ない、社会を

       惑わす邪悪な組織である。」と言う、 引っ捕らえた、神父を、人民

       裁判にかけて、 見せしめにして殺害してしまう。


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        教会で 祈りを捧げていた 神父になにの罪があるのかーーー。

        これは、殺人事件である。

        なにもしていない、 地主の所に行って、 「地主は共産主義の敵で

        資本主義の象徴である。」といって、 家に放火し、なにも罪の無い

        地主と その家族、 子供まで処刑してしまう。

        そして、 「土地や家は 共産党の物である。」 などと言って、没収して

        しまう、 地主が何をしたというのか、 その家の子供になにの罪が

        あるのか、 これは 強盗殺人放火事件である。




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       共産党は、 国内でみんなが平等に仕事をして、 出来た作物は

    共産党の作物で、 共産党が集めて、共産党が分配するというーー。

    よく考えてもらいたい、 貴方の畑、 家、 井戸、 家畜は、 共産党

    没収され、 貴方の所有物では無くなるのです。




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       大切にしている、牛も、馬も、鶏も、ロバも、 共産党の物で、社会

       の為に共産党が使用すると言って、持ち去っていく。

       それでも あなたたちはよいのかーーーー。

       「貴方の畑や家は、 共産党の物です。」

               「 貴方の家は、別の家族が暮らすことになります。」

       「 貴方は、 今から、あそこの荒れ地を開墾してください。」

       「 貴方の今日からの住まいは、 あそこの集会所で、開墾の同志と

        共同生活をしてもらいます。」

       「 貴方は 収穫率が悪く、 これだけの配給です。」 と言って、わずかな

        食糧だけ置いていく。

       共産党は、 「 税金、年貢をなくそう。」 と 宣伝しているが、

       考えて見ると、 税金、年貢どころか、 共産党の世になると、

       出来た物は全部 共産党が持って行ってしまうではないか。

       ブドウ畑で、ブドウをみんなで少し食べたとする、 共産党員が来て、

       「共産党の作物を、人民を裏切って、横領した。」 と決めつけて、

       食べた人を、公開処刑したり、極寒のシベリア強制収容所送りにする。  

       自分が育てて 作った農産物を、どうして自分の好きに 売ったり

       食べたり出来ないのか、 みんな それで良いのかーー。 



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        共産党は、「 商店、 商社 運送業 工場などは、資本主義の象徴で

        そのような資本主義者は 処刑しないといけないと言う。」

        この世から、商売を無くして、 商品を全部共産党が集めて、

        共産党が、平等に人民に対して 配布すると言うが、 そんなことを

        やってみたら、 その後どうなるか、 国民全体の数に対して

        品物は限られてくるので、全体に行き渡らず、 一部の共産党員が

        よい暮らしをして、 一般の人は 貧しい 物がない暮らしをするに

        違いない、  諸君、 共産党は 殺人、強盗集団である。

        ファシスト党は、 イタリー王国の 国民と財産を守らなければ

        ならない。」 と、 演説をしたのです。



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      このような演説を聴いた、一般の商店主や、兵士、農民の中産階級は、

       共産党の世になったら、大変な事になると気がついて、 ファシスト党

       の支持に傾いていったのです。


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          そして、ローマのバチカンや、地方の教会で暮らす 神父達も、

          共産主義の世になると、 教会が破壊されてしまう、 恐ろしい

          事だと、気がついて、 ファシスト党を支持するようになって

          いったのです。


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        当時、 イタリー王国の政権が手を焼いていた、 労働争議に、地方の

        退役軍人のファシスト党のメンバーが、 労働争議の解散を迫り、

        共産党の支持者と、 ファシスト党の 退役軍人が、衝突して流血

        事件が起きていったのです。



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         イタリー王国の 国王は、 全て、首相が政治運営をうまく行わない

        が為に、世の中が不穏な状態となり、 治安が乱れているとして

        時の 首相の ルイージ ファクタ 首相を 更迭し、 新しい人選を

        開始したのです。


       【 明日に続く。】