第1894回 岡山県高梁市折井家の武家屋敷を見物する。模型公園

みなさん こんばんは模型公園です。 2015年11月29日日曜日の投稿です。


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   今日の模型公園の家の近くは寒風が吹いて、寒かったです。



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     昨日の記事の続きなのですが、埴原【はいばら】家を出て、進路を

     北に少しテクテクすると 2軒目の武家屋敷があります。


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        こちらは、折井家 という 侍屋敷です。



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      この説明文には、 200石取り とあるので、現在の価値に直すと、

      年収が2千万円程度の収入のある土地を藩主から任されていて、

      五公五民の年貢率とした場合、 年間一千万円程度の収入が入り、

      板倉家の定めでは、常時4人の供揃えで、登城する格式であったよう

      です。


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    ここが 当時の玄関で、玄関を使用出来るのは、当主と、来客のみでした。



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                「 たのもうーーー、模型公園である。」



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             「  これはこれは、いらっしゃいませ。」



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            「 へっへへーーーーーっ。」 と、頭を下げてくれます。


            なんだか、偉くなったみたいです。



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      武家屋敷の玄関には、こういう長押【なげし】と言って、槍を天井に

      吊しておく、こういう作りが一般的で、 玄関には 式台 【しきだい】

      という、 衝立のような物を置くのが通常でした。



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        そのような訳で、本来は、入って正面に、式台をおいておかないと

        ダメですね。

        おそらく、人形が見えなくなるので、 おいていないようです。



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        裏をのぞくと、 江戸時代の籠が置いてありました。



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         今で言うと、ベンツのような 高級な乗り物でした。



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         ここが 江戸時代 天保頃の 台所というか、炊事場の土間です。


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       煮炊きは、こちらでやっていたようです。



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        昔は、板間の上に ワラで作ったむしろを 敷いていたようです。



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       ほうーーー、古備前の1石のカメがあります。

       たぶん、飲料水を入れるのに使っていたようです。


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         こうして見ると、昔の流し台というのは、木だったようですね。


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        こちらは、お膳などを しまう 食器棚のような場所であったようです。



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        昔の女子は、 炊事洗濯が大変だったようです。


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        裏には、井戸がありました。


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          昔は水道がなかったので、ここで井戸水を汲んで、

          生活用水に使用していたようです。


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         井戸の横には、お風呂場があります。


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         昔のお風呂は、ずいぶん窮屈だったようですね。


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        ところで、玄関から左に入ると、 六畳程度の控えの間があります。



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         障子から 外を見ると こんな感じです。



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        ここを出て、 まっすぐ行くと、雪隠 つまり お手洗いがあります。



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         油ぬき処理をした、竹を使用してあります。

         なかなか風流な作りですね。



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       右のふすまを開けると、 座敷になっています。



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         火鉢を囲んで、 一家団欒という所でしょうかーー。


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         障子を開けると  こんな感じの枯れ山水のお庭が広がっています。


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          昔の人は、 障子を開けて、庭をたのしんでいたのですかね、



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       こう言う場所で、 寝っ転がって 昼寝をしてみたいですね。



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                      なんともよい景色です。



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          ここは、 奥座敷です。  家の人が日頃使用していた部屋の

          ようです。



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        古いタンスなどが置いてあります。



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       庭の 東側に 資料館があります。



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      身分の低い武士は、テレビのような 華やかな鎧は着けられず、

      革で作られた、軽い 具足を使用していたようです。


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          色々 当時の古文書とか、 展示してあります。



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         こんな感じて、僕は 武家屋敷を見物して、進路を髙梁市の

         石火矢町から、鍛冶屋町に向かって テクテクして行ったのです。

         行き先には、この地の特産物があって、食べるのを楽しみに

         していたのです。


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                   じゃあ みんなまた 明日ね。
      


          【明日に続く。】