第1494回 昭和の伝道師【 戦中、戦後のパイロットの物語 】

第1493話 諜報と防諜活動の事。 2016年4月22日 金曜日の投稿です。






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  ところで、東欧や、 ヨーロッパなどで、共産革命が発生して、多くの罪の無い

人達が 財産を奪われ、処刑され、死んでいっていた当時、 現在の西側諸国

特にイギリス、フランス、 オランダ、アメリカ などでは、自分達の支配している

植民地で、共産革命が発生する事を恐れて、 きめ細かな防諜体制を敷いていた

のです。

  そして、大日本帝国と呼ばれた、当時の日本も同様であったのです。


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     当時 共産主義や、労働争議、 米などの食糧品の高騰で、暴動が多発し、

    これらの人達が、共産主義マルクス先生の書いた本や、 レーニンなどの

    書いた共産主義の本を読んで、 武力革命と称して、 暴動を起こすことを

    恐れたのです。

    そして、日本は、台湾や、沖縄、 朝鮮半島、 中国大陸で共産主義の革命

    が起こることを非常に警戒したのです。




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    日本政府は、明治の終わり頃から、各道府県に、高等警察 という内務省

    に属する、政治警察を設けて、 国民を監視すると共に、 外から、つまり

    外国からの 共産主義者の入国に非常に警戒していたのです。



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     そして、これらの秘密組織が、外国から、爆弾 機銃、 小銃、短銃など

     を密輸するのを、厳重に警戒していたのです。

     それと合わせて、 外国からのスパイの侵入にも 神経を尖らせていたの        

     です。 


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    そして、 当初は 高等警察だけであったのが、 日本の国土の陸上を

    防衛するのは、日本陸軍の担当であると称して、 陸軍の憲兵隊がこれらの

    防諜 に加わっていったのです。

    諜報【 ちょうほう】とは、  簡単にわかりやすく言うと、 他国をスパイする

    ことで、防諜【 ぼうちょう】 とは、 同様に、自国を他国の工作員から守る事

    であったのです。




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    西洋人の工作員は、 布教活動の 神父に化けたり、 貿易会社をよそおい

    実は 諜報、謀略機関のアジトであったり、 多種多様であったのですが、

    高等警察や、陸軍憲兵隊を悩ませたのは、 朝鮮人や、支那人であったの

    です。

     彼等は、一人暮らしの日本人に的を絞り、 密かに彼等を殺害し、

     短期間に転居を繰り返して、殺害した日本人になりすまして、 諜報活動を

     行うことが多々あったのです。

     一人暮らし故、 殺されても気がつく人がおらず、 堪能な日本語を用いて

     殺害した日本人になりすまし、 いろんな破壊活動を行って行ったのです。




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     それらの 朝鮮人支那人の 工作員の 重要な目標が、 当時の

   摂政  東宮裕仁殿下を、日本人によくわかる形で殺害することであったの

   です。

    日本人が 神様のように敬う、 皇室の 皇太子殿下を 殺害することで、

    日本人の心に、鉛の弾を打ち込んで、反日武装闘争を呼びかけることが

    当時の目標であたのです。

    ちょうど、 皇太子殿下が、 久邇宮 良子 様と結婚されることになった

    大正13年1月 朝鮮人の計画した暗殺事件を国民は知ることになったの

    です。


     【  明日に続く。】