第2134回 永田町2丁目の風  福島第1原発の冷凍遮水壁の問題を考える。模型公園

みなさん、おはようございます。 2016年6月17日金曜日の投稿です。




                      【 永田町2丁目の風 】


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  このコーナーは、僕の考えを簡潔にみなさんにお伝えするコーナーです。

  お忙しいと思いますが時間があったら、国民の1人として考えて見ていただけ

  たらと思います。




  今から 約3年前に 僕が 第670回 2013年9月14日土曜日の記事で

 「東京電力の 福島第1原発の冷凍遮水壁の工事は、 税金400億円を投じて

 必ず失敗するであろう。」と、 予測のお話をしました。




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  最近、この工事が失敗し、予定通り土が凍結して、水が凍らないことが判明し

  現在 大きな問題となっています。

  どうして当時、工事も開始されてないのに僕が失敗すると気がついた理由は、

  仮に、予定通りの物が出来ても、 常時24時間巨大な冷凍庫を運用する事に

  なるので、莫大な維持費が、何十年もかかっていき、電気代だけでも凄まじい

  金額になるであろうと 推測し、 そして、電気製品であるがために、故障する

  ことも充分考えられます。

  地中の連騰遮水壁の修理、保全を考えていくと、気が遠くなる維持管理

  コストがかかるわけです。

  当時の記事に、現場のボーリングの施工経験がない人達が机上の空論を

  かわしていると僕は指摘をしたのです。

  よかったら、第670回の記事を読んでいただくとよいと思います。



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  僕は、日本人の1人として、 大学の先生か誰かの計画を信じて放射能の中、

 頑張ってきた人を批判は控えたいのですが、 当時、僕の記事を読んで、低価格

 の薬液注入と、細骨材を混ぜ合わせたモルタルの充填工法が、施工実績もあり

 低価格で、 おまけに、完成後、 維持費がそうかからない工法を提案し、委員会

 で、ある先生に当時、質問していただいたのですが、 当時、「 冷凍遮水壁は絶対

 大丈夫です。」と言い張って、 これらの心配して失敗した後の対策などの質問にも、

 「 大丈夫です。」と、 繰り返していた当時の担当者に、 どう考えているのか、これ

  からいったいどうするのか、 聞いてみたい気がします。



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  みなさん、400億円あったら、 体育館と広い校庭のついた小学校が10箇所

  造れ、 陸上自衛隊の10式戦車 1個中隊が調達出来る金額です。

  学者の人は、税金を利用して 自分の好きな実験をして、テーターを採って

  論文を書きたかったのかもしれませんが、 お粗末としか言いようが無く、

  今になって、「薬液注入を行おうとか。」 とかは論外です。



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   国民の1人として、もう少し 委員会に 実際ボーリングなどの施工経験豊富な

   人を招いて、 話を聞く機会を作るとか、 もう少し別の方法がなかったのかと

   悔やまれてなりません。

   400億円の税金 いったいどうするのか、 今後どうするのか。

    当時の担当大臣は、茂木 先生だったと記憶していますが、 もう少し

   いろんな人の意見を聞いて、 低コストで、最大の効果が出せる方法を

   目で見て 耳で聞いて、心で考えて 実行してほしいと僕は思います。

   当初から この工事現場、 東京電力に専門家がいないためか、後手

   後手が多くて、 無駄なことや、おかしな手順違いの事を行っていて

   見ていたら、残念に感じます。 


【 明日に続く。】【 転載自由に可】