第2174回 週刊モデルガンパーク By 模型公園
みなさん、こんばんは、模型公園です。 2016年7月17日日曜日の投稿です。
日曜日 恒例の 週刊 モデルガンパークの時間です。
今週のお話は、 南部14年式という日本のハンドガンのお話です。
初期の 南部式拳銃というのは、 明治時代の日露戦争前には、完成
していて、南部さんと言う人が、ドイツを視察しに行って、 ルガー と、
マゥザーの自動拳銃を見本として購入し、 返りの船の中で、組み立てと
分解を繰り返し、 図面を引いて、作り上げたという、コピーのようで
コピーでない 独特のシステムを持っています。
この後のつまみを 前後させて、 弾を装填するのですが、
グリップなどは、ルガーによく似ていますが、 内部機構などは、
マゥザーの大型自動拳銃のシステムによく似ています。
その後、 軍縮などで 陸軍には採用されず、 当時の財閥 大倉 という会社の
支援で、細々と生産されていったのですが、 大正14年に ついに、海軍や
陸軍に使用されることになり、 通称 14年式 と呼ばれる事になります。
このモデルの外観は、後期型というモデルです。
満州の極寒の地で 分厚い手袋をつけたままでも 使用出来るように、トリガー
ガードが、 ふくれたような姿をしています。
ところで、 このモデル、 ブラスチックの丸い弾を装填して、 グリップの
下から挿入します。
これは、最近のレプリカの 革のホルスターです。
皇軍のホルスターは 肩にヒモをかけて、脇にぶら下げるような
感じに作られています。
実際、 使用して見ると、 肩からぶら下げるほうが、実用的です。
腰に巻いたガンベルトは 腰に負担が来て 今ひとつです。
ジーンズのベルトにホルスターなどを通すと、 ズボンかずり下が
ります。
新しく それらしく模倣してありますが、 よく作ってあります。
今週のお話は、南部14年式の後期型とホルスターのお話でした。
それでは、良い連休をお楽しみください。
【 来週に続く。】