第2254回 夕刻の茶事 模型公園風
みなさん こんばんは模型公園です。 2016年9月21日水曜日の投稿です。
今日の模型公園の家の高くは曇り空で、ぐずついた天気でした。
今日の夕方のおやつの紹介です。
今日は、簡単にモモが冷蔵庫にあったので、クルクルむいで、
楽しむことにしました。
そろそろ モモの季節も終わりです。
今日のお茶碗は、高麗茶碗という、半島の古いお茶碗です。
日本人というのは不思議な民族で、ヨーロッパの人は、割れた食器は
捨ててしまいますが、 日本人は 割れた物を貼り合わせ、貼り合わせた
ひび割れが美しいと言って、愛玩します。
僕も その1人です。
半島では、真っ白い 白磁が珍重されていて、 王族や、身分の高い人は
白い器を使用することが特権であったのです。
だから、このような茶碗は、身分の低い庶民の器であったのです。
表面のかんにゅうが、 萩焼の色と表面によく似ていて、 元祖の雰囲気を
漂わせています。
黒い ぽつぽつした 点は、 雨もり と称して、 数寄者は、かんにゅう
のひび割れと同様に、 茶碗の景色として珍重します。
にせ物と本物の相違点、つまり 約束事ですが、 茶碗の中に、重ね焼を
した跡がないとダメです。
昔は、 庶民の雑器で、 たくさん、たくさん、重ねて茶碗を焼いたので
重ねた跡がついていないと、にせ物と言う事になります。
こう言う事を覚えておくと、 悪徳美術商が近づいてきて、にせ物を
出して 大金を提示しても、 すぐわかるわけです。
みなさんも、頭のすみに覚えておいてもらうと良いと思います。
今日は、心が穏やかなせいか、よい茶の泡が立ちました。
今日は、夕方点てた お茶と季節の御菓子【果物】の紹介でした。
じゃあ、みんな また明日ね。
【 明日に続く。】