第2254回   夕刻の茶事 模型公園風

みなさん こんばんは模型公園です。 2016年9月21日水曜日の投稿です。



イメージ 1



  今日の模型公園の家の高くは曇り空で、ぐずついた天気でした。




イメージ 2



                 今日の夕方のおやつの紹介です。




イメージ 3



       今日は、簡単にモモが冷蔵庫にあったので、クルクルむいで、

       楽しむことにしました。

       そろそろ モモの季節も終わりです。



イメージ 4



      今日のお茶碗は、高麗茶碗という、半島の古いお茶碗です。

      日本人というのは不思議な民族で、ヨーロッパの人は、割れた食器は

      捨ててしまいますが、 日本人は 割れた物を貼り合わせ、貼り合わせた

      ひび割れが美しいと言って、愛玩します。

      僕も その1人です。  

イメージ 5



    この高麗茶碗は、日本の萩焼唐津焼などの原点と言われていて、当時

   半島では、真っ白い 白磁が珍重されていて、 王族や、身分の高い人は

   白い器を使用することが特権であったのです。

   だから、このような茶碗は、身分の低い庶民の器であったのです。

   表面のかんにゅうが、 萩焼の色と表面によく似ていて、 元祖の雰囲気を

   漂わせています。


イメージ 6



       黒い ぽつぽつした 点は、 雨もり と称して、 数寄者は、かんにゅう

       のひび割れと同様に、 茶碗の景色として珍重します。




イメージ 7



   にせ物と本物の相違点、つまり 約束事ですが、 茶碗の中に、重ね焼を

   した跡がないとダメです。

   昔は、 庶民の雑器で、 たくさん、たくさん、重ねて茶碗を焼いたので

   重ねた跡がついていないと、にせ物と言う事になります。


イメージ 8




      こう言う事を覚えておくと、 悪徳美術商が近づいてきて、にせ物を

      出して 大金を提示しても、 すぐわかるわけです。

      みなさんも、頭のすみに覚えておいてもらうと良いと思います。



イメージ 9



      今日は、心が穏やかなせいか、よい茶の泡が立ちました。



イメージ 10



       今日は、夕方点てた お茶と季節の御菓子【果物】の紹介でした。



イメージ 11


         
                  じゃあ、みんな また明日ね。


         【 明日に続く。】