第2255回 永田町2丁目の風  模型公園

みなさんこんばんは、模型公園です。  2016年9月21日水曜日の投稿です。





                                        永田町2丁目の風




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 この永田町2丁目の風のコーナーは、僕の考えを簡潔にみなさんにお伝えする

 コーナーです。 

 みなさんも、国民の1人として、よかったら少し考えて見ていただけたらと思います。





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本日のお話は、防衛省が協力して出来た 自衛隊 離島防衛作戦なる

DVDを視聴した感想を簡単にお話ししたいと思います。

このDVDの言わんとする事は、 要約すると次の如しでありまして、


   「 どんな優秀な兵器があっても、それを動かすのは人間で、それらの

     訓練というのは非常に大切で、陸海空の自衛隊の統合運用が大切で

     ある。」 と、 こういう事が語られていました。



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 ところで、これらのDVDを見ると このような作戦行為は現実には難しいのでは

ないかと考えます。

と言うのが、 初期の偵察にしても、 「海上自衛隊の哨戒機や、航空自衛隊

偵察機を使用してーーー云々。」と紹介されていましたが、 実際には、相手側

の潜水艦から、水中から対空ミサイルで攻撃され撃墜されるであろうし、実際、

ヘリ空母だけで、陸上航空基地から遠く離れた尖閣諸島などの制空権を確保

出来るのかという大きな疑問があります。

つまり、このDVDで紹介されている上陸作戦などは過去の遺物の作戦である

と考えています。

朝鮮戦争の仁川上陸作戦を最後に、 使われなくなったシナリオです。


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そのような場所に、 佐世保市の相浦の西部普通科連隊を派遣して その後どう

するのか、 海路補給路を遮断され、1943年の今から73年前のソロモン諸島

での 敗戦の二の舞を演じることになって行くに違いないと考えます。

今から33年前のフォークランド紛争では、 軍事衛星で 偵察機など飛ばさず

相手方の動勢を調査し、急所を突いていく、 こう言う作戦でイギリスは勝利し、

続いて、今から25年ほど前の湾岸戦争では、宇宙から偵察衛星で、イラク

動きを適時把握し、航空戦力、巡航ミサイルで、一つ一つ拠点を潰して行く作戦

砂漠の嵐作戦が行われ、 巨大な機甲師団、空軍を持つ イラクは敗戦しました。


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 時代は進んで、宇宙空間の通信衛星で、無人のロボット兵器を大量に運用して

攻撃、防御する時代になり、我国の国民を守る防衛政策はどうかと考えた場合、

立ち遅れていると言わざるを得ないと考えます。

少ない我国の偵察衛星は、開戦と同時に、相手の攻撃衛星に破壊され、利用でき

なくなり、 我国はミッドウェイ海戦のように、 相手の位置、兵力がよくわからず

防戦一方になり、そして負けてしまうでしょう。

その対策はどうするかというと、 憲法第九条をそのまま残し、平和憲法を遵守し、

国防の専守防衛の条文を新たに追加し、侵略攻撃と、防衛とを区別する議論を

国民の間で盛んに行い、 今の憲法を大切にしながら よりよい、時代に合わせ

憲法に変化させて行く必要があり、 また、 日本の上空の宇宙空間の防衛に

ついて議論を重ね、 20年先を見据えた防衛行政を行わなければならないと

考えます。

 今から 約40年前は、「 制空権なき者はどんな優秀な兵器を持っていても

 必ず敗れ去る。」 という鉄則が、 1983年のフォークランド紛争から、「宇宙

空間 つまり、戦闘地域の制宙権【せいちゅうけん 宇宙空間の優先占有の事】

が無い者は必ず敗れ去る。」 と言う時代に変わっていることを認識する必要が

あります。

現在、 議員の中でこれらの空の上の事を考えている人たちは少数派です。

防衛省は、もっと これらの事について広報活動を行う必要があります。


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  この防衛省の協力したDVD よくまとめてありますが、最新のお話としては、

 肝心な部分が紹介されておらず、 実際、こういう行為は今の自衛隊には、

 行えないというのが本当のところです。

 行ったとしても、 後が続かず、線香花火程度の範囲であると考えます。


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 日本の上空の宇宙防衛、 つまり、 防御衛星、偵察衛星通信衛星を整備し、

 相手側のロボット兵器をコントロールする、相手側の通信衛星をいち早く破壊

 してしまう、 それから、湾岸戦争の時にイスラエルが苦い戦訓を得たのですが、

 飛来する弾道ミサイルを地上や海上からミサイルで迎撃すると言う事は、可能

 ですが実際は落ちてくる撃墜できない事案が多く発生するのです。

 宇宙空間から落ちてくる対処出来ない弾道ミサイル核兵器が搭載されて

 いたらどう国民を守るのかと言う事は、現在の対処方法ではお粗末としか言い

 ようがありません。

 宇宙空間で、 飛び上がってくる弾頭ミサイルを攻撃衛星で撃破し、第1段回と

 し、 撃ち漏らしを、 海上、地上から撃破するという 二段構え、三段構えの

 防御方法も検討する必要がありそうです。

 そして紛争地域の宇宙空間を確保する、こう言う事が大切であって、 そして、

 海上自衛隊陸上自衛隊航空自衛隊の壁を取り払い、宇宙防衛と災害救助を

 含めた新しい組織を 国民の間で議論し、 憲法にその組織のあり方について、

 憲法 第九条を残して、 新たに追加することが大切ではないかと感じました。 


 【 明日に続く。】