第2516回 週刊 モデルガンパーク By 模型公園
みなさん、こんばんは模型公園です。 2017年3月12日日曜日の投稿です。
週刊 モデルガンパーク
今週のお話しは、1983年頃、 今から34年程度前に MGCという
メーカーから発売されていた、 ボーグ 6インチロングスライドと言う
フォーティーファイブのカスタムガンのお話しです。
この商品が出来ていった 経緯というか、由来は、以前紹介した
鹿児島県出身の 永田 市郎さんが、 このハンドガンを日本に紹介し
カスタム ガバメント ブームの 先駆けのような そういう製品だった
ようです。
後に発売される、 ブラウン マキシコンボなどと比較すると、見劣りが
しますが、 ノーマルガバメントと、 コマンダー程度の当時、 衝撃的な
モデルガンだったそうです。
いて、 その権威ある大会を 3連覇したシューター、 ミッキーファラー 選手が
使用していた ハンドガンが ボーグ ロングスライド 6インチ であったのです。
左手の人差し指を ハンドガードに添えて、 発射時のリコイル【反動】を押さえ
てホルスターから、 すーーーっと抜いて、 あっという間にターゲットに6連射
して、 白い鉄板プレートを倒していき、 マガジンボタンを押して、 素早いマガ
ジン交換を行って、 さらに6連射する。
この射撃スタイルを見た 当時の永田市郎さんは、しびれてしまい、ミッキーに
頼んで 弟子入りしたそうで、 そういう経緯で、 写真に撮って、永田市郎さん
が日本に紹介したのです。
永田 市郎さんのお話しによると、 精密射撃をする時、コンバットシューティング
をする時、 4インチや、5インチのバレルのハンドガンより、 50ヤードでの集弾
率は 6インチが上で、比較すると、 ずいぶん差が出るそうです。
そう言うわけで、 5インチのバレルの コルトの45を バレルとスライドを延長
して6インチにした物が、カスタムされたようです。
サイトは、ボーマーサイトと呼ばれる、微調整の可能なサイトを取り付け、
排きょう口は、 ジャミング防止の為 グット 広げてあります。
ジャミングは、オートの欠点ですが、 排きょう口をカスタムすることで、ほぼ
ジャムは0に近く作動不良はないようです。
左手のひと差し指を添えるハンドガード、 グリップ部分にもチェッカリング
を施して、 45口径の強烈なリコイルを押さえやすいようにカスタムして
あります。
トリガーは極限まで軽く調整し、 マガジンボタンは、ノーマルより
上にかさ上げして、 ボタンを押しやすく、カスタムしてあります。
これを持つと トップシューターの仲間入りをした気分になれます。
マガジンに カートを装填します。
1人で、 楽しい一時が 今日も過ごせました。
本日は 今から34年ほど前、 アメリカの全米チャンピオン ミッキーファラーさん
優勝したときに使用していた ポーグ 6インチロングスライドという カスタムの
お話しでした。
当時、 このモデルを境として、 いろんなカスタムパーツ部品が作られ、それを
取り付けて、 自分だけのオリジナルのモデルガンを作って 自慢し合う、そういう
ブームが数年間続いて行きます。
それを 「 カスタムガバメントブーム。」 と呼びます。
みなさんも、ブームは過去のお話しですが、 なかなか楽しいので、よかったら
一緒に 楽しんで見ましょう。
それでは、良い 日曜日の夜をお楽しみください。
【 来週に続く。】