第2605回 永田町2丁目の風 田中角栄の一生  模型公園

おはようございます、模型公園です。2017年4月30日日曜日の投稿です。





                       永田町2丁目の風




イメージ 1


  今週の日曜日のお話しは、 田中 角榮先生のお話を少し紹介したいと

思うのですが、 選挙の組織づくり、 選挙資金の集め方、金の上手な使い方

などを研究するのには、イタリー王国、現在の イタリアの ベニート ムッソリーニ

さんの、組織、ファッシーを研究すると 非常に強固な組織で大変勉強になります。

つまり、ファシスト党の前身の組織ですが、 これを勉強して、研究したのが、ドイツ

のアドルフ ヒットラーでした。

このイタリー戦闘団 ファッシーと言うのは、軍隊の分隊単位の組織をそのまま政治

活動と、政治資金集めに改変した組織でありました。

 そして、歌を作って、 みんなで歌いながら行進する、共通の制服を作る、いろんな

独特な選挙組織でありました。

大正13年頃、 刑務所を出所した アドルフ ヒットラーは、すってんてんとなり、

当時、イタリアで勢力を広げていた、 元フランス語教師のベニート ムッソリーニ

にあこがれて、 その組織を模倣して行ったのです。

つまり、ナチス ドイツの原点は、イタリー王国の イタリー戦闘集団 フアッシー

であったのです。


イメージ 2



  ムッソリーニ先生も、 ヒットラーも0から選挙組織を作っていった人で、それを

研究して、悪いところは切って捨てて、よい部分を現代の未来に生かして行くのは、

大変に有益なことです。

 政治というのは、「 汚れの中に、真を見いだすもの。」 と言うか、良いことを

 している人も、裏では悪い事もやっていて、 問題はその比率のようです。

 そう言うわけで、 とかく批判する人の多い、ヒットラーの選挙組織ですが、研究

 すると、 悪い箇所が多いのですが、 人々の為になり、 防犯という意味や、

 日本人に知られていない経済活動での良い所もあるわけてす。

 戦後の混乱期、日中、建設現場で汗を流し、夜は夜学に通う、そんな0から

 スタートして、越山会という選挙組織を構築して行かれた田中 角榮 先生の

 研究もずいぶんと魅力のある研究です。


イメージ 3



  本日紹介するのは、 田中 角榮の一生 というタイトルの雑誌で、最近発売

され、現在書店に並んでいる品物です。

 僕の頭の中に印象に残っているのは、田中先生が少年の頃、「 僕はねーー

 そのーー少年の頃は、陸軍の軍人になって、立派な将軍になりたかった、 

 まあーーそのーー 当時、陸軍の士官学校を受験して、合格通知をもらった、

うーーん 嬉しかったーー。」 すると、突然、静になり涙をポロポロ流し出し、

 しばらく沈黙した後、「 お金が無かったので 入学できなかった。」と、静かに

 語られ、 そんなお話しを聞くうちに、涙が出て来て、僕は引き寄せられて行

 きました。

  当時、お父さんが商売に失敗して、田中家は経済破綻していたそうです。

 田中先生の軍隊生活、 二等兵時代の苦労話も、知る人は少ないですが

 大変勉強になるお話しでした。

 「 陸軍二等兵 田中 角榮であります。」

 「 声が小さい。」 と、叫びながら 平手打ちを加えられ、毎晩制裁を

 加えられる、 ひどい夜が続いて行ったそうです。

  「 当時は、 つらかった、 今に将校になって、下士官を見返してやると

 思ったけどねーー しばらくして病気になってしまった。」 と、語られています。


イメージ 4
  


 大蔵大臣に就任した時の大蔵省での職員への挨拶、 「 諸君、この田中は

 諸君のように東大は出ていないが、社会の勉強は諸君よりはたくさんしている、

なにか思うことがあれば、 課長や、局長を通すことはない、直接この田中の

所に来てくれ、 今日から、大蔵省の大臣室の扉を取り払う、なんでも、相談に

来てくれ。」 と、 挨拶されて、 多くの人が相談に行くようになり、 大蔵省は

田中官庁と呼ばれるようになっていったそうですが、 お金の使い方、 人との

接し方、 人との話し方については研究して見ると大変役に立ちます。



イメージ 5
  


(株) 宝島のこの本、わかりやすくて、なかなかお薦めの本です。

 内容はすべてではありませんが、おおよその知識をこの本で得て、 結婚式には

行かない、 葬式には必ず行く、 そして、葬式の日に生花を届け、それが枯れる頃。

必ずもう一度、生花を届けて、線香をあげに行く、お見舞いに行ったら、すーーっ

と、足元に紙袋を入れて行った 見舞いの渡し方、 ウイスキーの箱を持って来て、

陣中見舞いの渡し方、餅代、氷代の渡し方、「 おぃ そこで、頭を下げてみろ。」と

言って、 「 それは 違う、 だめだ、見ていろ、頭を下げて挨拶するというのは、

こうするんだ。」と、こんなお話しとか、田中 角榮先生のお話は、いつも魅力が

あります。



イメージ 6



  みなさんも、機会があったら、 田中 角榮先生の様に、朝の3時に起床して

読書を毎日やってみてください。

 先生は、朝早く起きて、毎日勉強されるわけです。

「 貧しく、学校に行けなかったけどね、そのぶん、一生懸命 自分で勉強

した、寝る間を惜しんで、青春の苦労というのは、思いもよらぬ人生の中

でも、 必ず為になる。 」と、語られていました。 

 批判をされる人も多く、恐ろしい人でもありましたが、魅力のある人でした。



  【 次回に続く。 転載コピー自由 可 】