第2780回 永田町2丁目の風 宇宙空間の最新防衛衛星論

みなさん おはようございます。    2017年9月3日日曜日の投稿です。




                     永田町2丁目の風




イメージ 1



   この永田町2丁目の風のコーナーは、僕の考えを簡潔にお伝えするもので

  みなさんも、国民の1人として、一緒に手を胸に当てて、考えて見ていただけた

  らと思います。



イメージ 2



   8月の月末から、9月の初旬にかけて、民進党の代表選挙や、いろんな出来事

 がありましたが、 1番の関心事は、 北朝鮮からミサイルが発射され、長野県から

 北海道の広範囲に警報が発令された事件であります。

 「 警報を聞いたけれども、どうすればよいのか、どこにいても 一緒ではないか。」

 とか、率直なお話しが各地で聞かれました。


イメージ 3



   今から約30年前の 湾岸戦争でのイラク軍のスカッドミサイルの発射に

 よる被害というのは、無関係のイスラエルの市街地に打ち込まれ、多くの市民が

 被害を受けたのですが、 パトリオット という迎撃システムのミサイルでの撃墜

 の戦果は、発射100パーセントに対して 撃墜は20から30パーセントで、 残り

 の約70パーセントは打ち漏らして、市街地に落下していったのです。

  

イメージ 4


  専門家の話によると、これらの比率は、現在も多少前後するものの、そう変化が

ないそうでありまして、 必ずしも パック3 という防衛システムが 完全ではない

ことが知られていないようであります。

そして、宇宙空間から落下してくる 弾頭ミサイルの撃破は、大変に困難で難しい

というのが現実のようです。

このまま現状を放置すれば、戦前の日本陸軍の高射砲の宣伝を信じ、

B29の爆撃で 焼け野原になって行った歴史の繰り返しとなる可能性が

充分にあると、国民は認識すべきと思います。





イメージ 5



   現在の迎撃システムで、 落下してくる 北朝鮮の弾頭ミサイルを撃破出来

 ても、 破片が日本国内に必ず落下してきます。

 もし核兵器であったら、放射能の破片が空から降り注ぎ、 生物兵器であった

 なら、国民の頭の上から、恐ろしい 生物兵器が 降り注ぐことになり、 その対策、

 防御は現在対応が出来ない状態です。

 今回の場合でも、長野県から北海道の広範囲を同時にカバーして対処する

 と言うのは難しい訳です。

 そうすると、地方はどうしても 切り捨てて、大都会を中心に防御することに

 なって行かざるを得ません。


イメージ 6



   これらの旧ソビエト製の兵器を母体とした 弾頭ミサイルは、発射した段階で

いち早く探知し、 上昇している間に早期に撃墜する、 こう言う事がその対策とし

て非常に有効であります。

 上にあがって、 落ちてくるのを 撃ち落としていたら、 遅いわけです。

その対策として、 宇宙空間から、 上がってくる弾頭ミサイルを撃破するシステム

の開発を国家をあげて取り組む必要性に迫られています。

ここでは、この構想を 「 神風防衛構想。」とでも 名付けておきます。

  宇宙の事を研究する科学者の人は、 宇宙の平和利用を唱えますが、

 現状を見ると、きれい事の 現実には合わない申立と言ってもよいと思います。

 月や火星を探査する費用があれば、 これを 国民の生活の安全を第1として

 宇宙空間の防衛に予算を回すべきであります。


イメージ 7



   この日本という国の上空に いったい、どれだけの衛星があって、どこの国の

 どんな衛星なのか、 スパイ衛星なのか、攻撃衛星なのか、気象衛星なのか、

 宇宙ゴミなのか、 第1段階で、航空自衛隊で 日本の空の上の宇宙を監視し、

 そしてこの日本の空の上の宇宙空間を防衛する事を考えないといけません。

 日本の上空の 宇宙空間が他国に占領され、 通信衛星が破壊されると、どう

 なるのか、日本の地上通信は麻痺してしまうでしょう。


イメージ 8
   



 宇宙空間の支配権の事を 新しい軍事用語で、「 制宙権 せいちゅうけん。」

と数年前紹介しましたが、 他国に宇宙空間を占拠され、 スパイ衛星に常時監視

されると、艦船、航空機、地上兵器の配置や動きが手に取るように相手にリアル

タイムに伝わっていく時代になっています。

 これらの事から、 日本の空の上の宇宙空間の衛星を守る 防衛衛星を早急に

開発して配備する必要が急務であると言えます。


イメージ 9



  ここで大切なのは、「 侵略兵器と防御兵器の区別を付ける。」という事です。

  侵略兵器とは、わかりやすく言えば 槍のような物、 防御兵器とは、盾の

  ような物と言えば、わかりやすいと思います。

  防御兵器というのは、国民の防弾チョッキのような兵器で、他国に脅威を

  与えたり、侵略に使用する物では無く、あくまでも、国民の安全を守る

  宇宙空間に滞空させて運用する位置づけの防衛衛星兵器です。

  日本の宇宙空間に、防衛衛星を常時可動させ、 弾頭ミサイルが発射されたら

  上にあがってくる間に、 宇宙空間から撃破してしまう。

  こうすることで、破片は 海上に落下するでありましょう。

   おそらく、推論ながら、現在より15分は早く撃墜できると思われます。

  こう言う物が有ると言うだけで、 抑止力になり、 国民が平穏に暮らせる

  礎となると考えています。


イメージ 10




  これらの兵器というのは アメリカやロシアやイギリスや中国では実用化されて

いて、 日本の技術でも数年かければ製造が可能です。

防衛衛星で、弾頭ミサイルの攻撃から国民を守り、 宇宙空間の日本の通信衛星

を防衛することが今求められ、 国会で議論して、速やかに開発に着手する必要性

に迫られています。

 国会でも、 政党事に、具体的対策を立てて、「 反対、反対。」ではなくして、

具体的にどう対処していったらよいか、 委員会で議論をしてほしいと思います。



【 次回に続く。 転載コピー自由可 】