第2794回 永田町2丁目の風  北朝鮮の4ヶ月後を考える。 模型公園

みなさん、おはようございます。  2017年9月10日日曜日の投稿です。




                    永田町2丁目の風



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     今週の日曜日の永田町2丁目の風のお話しは、北朝鮮の4ヶ月後を

     考えて見るというお話しです。



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    今から4ヶ月前、北朝鮮の政府が、 軍用機と潜水艦、自走砲大隊の

   演習シーンを 世界に向けて発信したのを分析してみて、 その実態は


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    60年程前の兵器と思われ、 湾岸戦争イラク軍以下の兵器が多数

    出て来て、 興味深く見たのですが、多くの人が気がついていない事は、

    観閲する 金 正恩 氏が、実は敬礼したままの姿の人形と言う事を

    わからなかったようです。

    暗殺を恐れての、 そっくりの蝋人形を、距離を200メートル程度開けて

    車の天井から出して撮影していたのを見ると 用心深い性格のようです。


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   8月後半からの報道は、 事実を伝えるのみで、その先を考えた記事は

 少ないですが、 今日は4ヶ月先、つまり1月末には、北朝鮮はどうなっているで

 あろうかと言う事をお話ししたいと思います。

 例えば、衆議院議員が、赤坂のホテルでパーティーを開く、何故、パーティー

 開くのか、 それは、お金を集める目的ために開く訳です。

 つまり、何を行うにしても、 目的があるわけです。


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   それでは、 8月後半からの北朝鮮の行動について、なにが目的なのか

  考えて見たときに、北朝鮮は、何が目的なのか、 どうして、1回の発射が

  35億円程度費用がかかるミサイルを発射するようなことを行うのかーーー。

  見方を変えれば、 鉄筋校舎3階建て、体育館のついた新築の学校が出来る

  程度の35億円を 海に捨てるような行為を行って、 なんの利益があるのか

  みなさんは、どう、お考えになりますでしょうかーー。

  それは何かと言うと、 北朝鮮では物資が不足していて、外貨も不足して、

  支払いが滞り、 あるお金をかき集めて、海に発射している状態と思われ

  このまま、冬に進んで行くと 多くの餓死者が出ると予測され、 おそらく

  多くの難民が発生する恐れがあると思われます。

   その難民は、北朝鮮中華人民共和国の国境に押しよせるのではと

   推測しています。

  そのような事は、中華人民共和国や、ロシア共和国は既に承知していて、

  輸入代金の北朝鮮からの中国や、ロシアに対する支払いが止まっている

  そうです。

  このような中、 我が国の方に、弾頭ミサイルを発射する目的というのは



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   次の要求への布石と思われます。

   最終的には、 諸外国に対して、経済援助、食糧支援を要求してくると

   思われます。

   弾頭ミサイルを発射するのを停止するのと引き替えに、違う要求をしてくる

   かもしれません。

   いろんなケースが考えられ、 偽造旅券を使用し、台湾人や、中国人に

   変装して北朝鮮の工作部隊が入国し、 朝鮮総連の在日の支援者の支援

   の下、覚醒剤などを密輸入して、国内で換金し、マカオ経由で送金を行ったり、

   今も水面下でいろんなことが北朝鮮によって行われているそうです。




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  数ヶ月先、 北朝鮮が次の段階に移っていった場合、 我国は、どうするのか

 よく考えておく必要がありそうです。

 アメリカと一緒になって、 さらに圧力を加えて、金 体制を崩壊に追い込んでいく

 のか、 当然、 潰れる前に何かを起こしてくると思われます。

 その時に、 どう言う対応を行っていくのか、 極端なお話しとして、

「 島根原子力発電所にミサイルを撃ち込まれたくなければ、 食糧援助をせよ。」

 と強要してきた場合、 又は別の事を要求してきた場合、 今のうちに、 数種類

 のシナリオを検討して対応を準備して万全の対応をする必要がありそうです。


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  一部の報道には、戦争に発展するような記事が出ていますが分析してみると、

  戦争にはならないと考えています。

  何故かというと、 北朝鮮に戦争を持続するその能力が現在ないからです。

  部分的に、特定の場所で小さな衝突はもしかすると発生するかもしれません。

  しかし、そうなっても 長続きはしないと考えています。

  長くても1日から3日程度が国力から見て限界でしょう。

  
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  そして、アメリカ合衆国政府も、湾岸戦争や、アフガニスタンでの戦争のように

  大規模な兵力を数ヶ月程度かけて展開して、巡航ミサイルを多数消費して

  借金を増やしてまで北朝鮮と戦争をする考えは現在はないようです。

  そのような事をすれば、 アメリカの財政が破綻するからです。




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   アメリカ空軍や海軍の航空戦力と、北朝鮮の航空戦力では比較にならない

 程度 北朝鮮の兵器は旧式で、 おそらく2週間で北朝鮮は沈黙することになる

 と思われます。

  そんなことは、金 正恩氏もよくわかっていて、 正面から対決するような

  愚かな事は行わないと推測しています。

  これから4ヶ月間、時の流れが速くなり、過ぎていくことでしょう。

  次に、北朝鮮がどんな要求のカードを切ってくるか、注視する必要があります。 



  【 次回に続く。 転載、コピー自由 可】