第2807回 永田町2丁目の風 防災教育の現場を考える。 模型公園


みなさん、おはようございます 模型公園です。

                        2017年9月17日日曜日の投稿です。




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                       【 永田町2丁目の風 】


         今週の日曜日のお話しは、教育の現場についてのお話しです。



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   8月の後半から、北朝鮮弾道ミサイルの報道で、小学校などの

 教育の現場では、避難訓練が行われる騒ぎとなっています。

 朝鮮戦争、東西冷戦、 そして 先月まで小学校の教育の現場で核兵器

 対する避難訓練が行われるというのは無かったことで非常に大変な事態に

 なっています。

  しかしながら、これらの訓練は現場の教師達によって自主的に行われている

 ものであって、 実際、核兵器や、生物化学兵器が使用されたり、 日本の

 上空、その上の宇宙空間で弾道ミサイルが撃破され、放射性物質や、破片が

 国民の上に落下してきた場合、 上空のジェット気流に載って、広範囲に放射能

 などが飛散した場合などの対応が国家としてまったく出来ていないというのが

 我が国の今現在の現状です。


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  広島、長崎の原子爆弾の被害を調査し、その戦訓というのは、炸裂後、光熱線、

 そして猛烈な、家が倒れる程度の強裂な爆風が襲い、窓ガラスが飛び散って、人々

 の身体に突き刺さり、 その後、猛烈な火炎地獄が襲いかかるという戦訓を考える

 と上の写真の様な ただ机の下に潜ったり、 床に伏せたりした程度では無駄な

 訓練となってしまいます。

  窓ガラスが爆風で飛び散り、背中から銃弾のように 児童を襲うでありましょう

 広島や長崎の被災者の医療記録は、死んでいった人の為にも、未来に政府が

 2度と同じような事になって、死者が出ないように生かしていただきたいと思い

 ます。

 上の写真の教室では、 爆発があった方向の爆風が吹いてくる方向を瞬時に

 判断して、 コンクリートの壁の下に身を低くして伏せる、こうすると爆風で窓

 ガラスが吹き飛んでも、教室の中央に飛散して、直接の被害を少しは軽減でき

 ます。

 光を直接見ないように心がける、 瞬時に判断して、放射線を遮るコンクリート

 を盾とする、こういう事が大切です。

 地下室に避難しても、 今度は地下室の上の建物が倒壊して、入り口が塞がれて

 生き埋めになる事案も、第2次大戦中、欧州の空爆で多く報告されています。

 これらの訓練のあり方を教育の現場の一般の知識の薄い教師に丸投げして、放置

 するのは、大変な無理があると考えます。

 学校の職員室によっては、日教組の組合員が強い場所は、 自衛隊反対、

 憲法改正反対の一点張りで、 現実を見据えた身の安全を唱えることが難しい

 職員室も多いのが現状です。


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  内閣府文部科学省は、1日も早く専門家の意見を聞いて、 どう対処して

その訓練を行ったらよいのか 指針を制定し、全国の教育の現場にわかりやすく

書いたマニュアルを配布し、素早い対応を行うべきと考えています。

大川小学校の事件は、地震の後、教員の指導で海辺に誘導され、津波で児童

が全滅したという事件でしたが、 これらの教訓も未来に生かして、 現場の

教職員に、身の安全を守るにはどうしたら良いのか、 放射能への対応の知識、

化学兵器に対する知識、 そしていざ、そうなった場合の対処の方法、治療の

応急処置を、わかりやすく広めて、 生徒に知識を広げていくことが、行政として

大切な事であると思います。

先週も、「 警報を聞いたのですが、何をしたらよいかわからなかった、 どこへ

 いても一緒ではないか。」 との、 率直な意見が報道で紹介されていました。



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 イスラエルのように、国家が主導して、各家庭に1人1つずつ、防毒マスクを配布し、

 その町内事に、核シェルターのような、避難場所を建設して 国民を守るのか、

 どうしていくのか、 戦後、 日本人が放置してきた問題の一つです。

 今回、北朝鮮からの脅威ですが、 見方を変えると、 中華人民共和国から

 飛んでくるかも知れないし、ロシアから飛んでくるかも知れないし、 いろんな

 ケースが想定されます。



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  いくら口で平和を唱えたり、手紙を書いたり、こう言う事を行っても、 大切な

  平和運動ですが、 実際、 話を行っても 一方的な攻撃行為を行ってくる殺人

  国家には何も効力は無いわけです。

  現実を見据えて、侵略と防衛を一緒に考えて混同している人が多いのですが、 

  侵略兵器と、 防衛兵器 というのは、違うわけです。


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  日本国の国民の主権と平和な安寧な暮らしを守る為にはどうしたら良いのか、

  国会で、地方議会で、 家庭で、 考えてみる必要がありそうです。



  【 次回に続く。 転載、コピー自由 可 】