第2049回 昭和の伝道師 【 戦中、戦後のパイロットの物語 】
第2048話 山陽自由党から影山 英子先生への紹介状のこと。
2018年1月22日月曜日の投稿です。
【前話からの続きより。】
金 玉均 氏の 個人演説会は、多いに盛り上がり、政府と外務省を批判する
家としての 金 玉均 という名前を 覚えさせて行ったのです。
軍勢の前から、臆病風に吹かれて、 後を見せて 逃げていったという、外務省
の 竹添 進一郎 朝鮮公使と、その警備部隊 仙台鎮台の兵士達のことを、
「 おいおいーーっ つまらんのうーーゃ。」 「 なさけないのーう。」と、見下して
いったのです。
山陽自由党 主宰の演説会は 多いに成功し、 そして 石黒 函一郎先生も
多いに満足されたそうですが、 金 玉均 氏の 2番目の目的、 影山 英子
先生を協力者にするという、 そういう目的が本人が 岡山にいないことが
わかり、 達成できなかったと言われています。
【 土佐 自由党 板垣 退助 公 】
公が、彼女と面会し、 多いに感心し、 なんと、自らが保証人になって、大阪
の学校に連れて行ってしまったという お話しを 石黒 函一郎先生から聞くに
及び、 彼に頼み込んで、 紹介状を書いてもらい、 一路、 御津郡 福濱村
の港から 海路、大阪に向かったと言われています。
【 代言人 石黒 函一郎 【かんいちろう】先生 後の衆議院議員 】
当事者の 石黒先生も、 そして 金 玉均 氏も、数ヶ月後に、石黒先生に
自身の 代言活動を依頼して 動いてもらう事になるとは、 両人とも 想像だ
にしてなかったと言われています。
【 明日に続く。】