第2116回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】
2018年3月30日金曜日の投稿です。
【 明治時代初頭の 漢城 こと 現在のソウルの風景 】
【 前話の続きより。】
あったロシア帝国の朝鮮公使館 ウエーバー公使との間で、今後の事で会談が
行われたと言われています。
解である。」と、繰り返し申し立てたと言われています。
これを 聞いた 袁世凱将軍は、「 ふぅん 口は 重宝だ、 白々しい。」と、
聞く耳を持たなかったと言われています。
ウェーバー公使は、「事件に関与しておらず、 朝鮮国王の使者が しらない間
苦慮して、内容を精査すると、 フランスに清帝国が敗戦し、 心許ないので、大朝鮮
国が、フランスやアメリカやイギリスなどの第三国に攻められた場合、援助する条約
を結びたいとの文章であったと報告があり、 私も 初めて内容を知り、受け取った
官吏は丁重に国書を使者に返却し、「ここでは受け取れない。」と、回答し、使者に
ヨーロッパに回るように申し渡したと報告が来ており、将軍は何か思い違いをされて
いるようです。」と、申し入れると、袁世凱将軍は 短気を起こし、 「 そんな 話し
を聞くために お前と会ったのではない。」 と、大声で叫んで、 しずかに低い声で、
「こちらの清国の申し入れを ロシア帝国は 承諾するのか、しないのか、 返事に
よってはただではすまさんぞ。」と、脅迫したそうです。
清国に相談なく、 朝鮮王朝と交渉して 領土割譲や、租借話を行わず、 朝鮮は
陛下の代理人の 自分を通じて外交交渉を行い、無断で朝鮮国王とつるんで
謀叛を疑わせる行為を行わない事。 そして 前年問題となった 清帝国の知らない
いように公式に 清帝国と約束するように迫っていったと言われています。
【 当時 ロシアが朝鮮から租借したと申立て、領有権を主張していた元山周辺】
ウェーバー公使は、「 1つだけ条件を認めていただけたら、申し入れを承諾
します。 その条件とは、朝鮮国の先々の為にも成り、 清帝国の為にも成り、
と語り、 袁世凱将軍が、「 ほうーーーっ その条件とはなんだ。」と問うと、
ウェーバー公使は、その 条件を語り出したと言われています。
【 明日に続く。】