第3134回 皇太子 東宮裕仁殿下の訪欧記念写真を楽しむ。模型公園
みなさん こんばんは模型公園です。 2018年4月7日土曜日の投稿です。
今から97年前の大正10年3月から9月に行われた 当時の皇太子 東宮
司令部附きのカメラマンが撮影した写真を 毎週土曜日の夜に少しずつ紹介
して行くコーナーで、今回で36回目になります。
当時の関係者のみに配布された 非売品の写真帳で、2年後に発生した
関東大震災や、後の戦災で 滅失したり、破損したりしている品が多く、状態の
良い品は少ないのが現状です。
先週は、大正10年5月9日 正午頃撮影の、イギリスの ヴィクトリア駅
から、 イギリス国王 ジョージ5世 に出迎えられ、 一緒に馬車に乗って
当時のバッキンガム宮殿に向かう道中の写真を紹介しました。
今週は 続きの写真を紹介して行きます。
次の写真は、 「グロブナーストリート御通過。」 とタイトルのある
写真の紹介です。
先週紹介した、 この すごい当時の イギリス国王の使用する
ストリートを通行されているところを撮影した1枚です。
画面左を見て見ると、 97年前のロンドン市民の前に、 ロンドンの
警察官、 その前に イギリス軍 近衛連隊の兵士が警備で立って
いる姿が撮影されています。
次の写真は、「 バッキンガム宮殿に於ける奉迎日本人。」
というタイトルの写真です。
何気ない 上の写真ですが、 いろんな当時の情報が詰まっている
1枚の写真です。
当時の イギリス近衛連隊の兵士の姿がよくわかります。
エンフィールド小銃に、着剣姿、 スリングは、白黒写真ながら、 白色
のスリングを取り付けてあるようです。
どう言うわけか、 日の丸ではなく、 旭日旗を持っている人がほとんど
です。
おそらく 日本の商社のロンドン駐在の社員、家族などが、奉迎で
集まったところを後から、 撮影しているようです。
当時の日本人のロンドンでの装いがよくわかる1枚です。
【 来週にの土曜日に続く。】