第2206回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第2205話 乙未事変 孤立していった大院君 興宣のこと。


                         2018年7月6日金曜日の投稿です。




  【 前話からの続きより。】



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   大院君 興宣は、「新しく朝鮮公使となった。」と語り、乗り込んで来た 小村 

壽太郎 公使の話しを聞き、 利用しようとしていた 三浦 梧郎 公使らが捕縛され、

広島監獄に収監されることになったと聞いて多いに驚き、態度を変えていったよう

です。

漢城在住の西洋各国の公使らは、 大院君 興宣が閔妃の平民への降等を発表

したことで、閔妃殺害を指示、行っているのは 大院君 興宣 自身であるとの

印章を与えたことに 後悔をしたようです。


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    日本側の協力を得られなければ、 当時 小銃や弾薬などの生産設備を

 持たず、 海外からの輸入に頼っていた大朝鮮国は、西洋諸国が連携して

 大院君 興宣一派に武器弾薬の禁輸を行えば、 勢力の維持は難しいと悟った

 ようです。


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 こうして、 第一回目の 大院君 興宣と、小村壽太郎 朝鮮公使との会談は、

 顔合わせと、 国王 高宗と、後宮の女官達を開放するように要請する程度で

 あったそうですが、反乱を起こした 李 周會 一派と、 大院君 興宣 達は、

 大日本帝国が支援できないと 手のひらを返し、 孤立していったとされてい

 ます。


  【 明日に続く。】