第3269回 岡山市罹災証明申請、水害保険申請に対する支援 模型公園

みなさん おはようございます。 模型公園です。


                     2018年7月17日火曜日の投稿です。






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   【 前話の続きより。】


    歴史の学習というのは、年号を暗記したり、人物名を暗記したり、こういう

 偏った数字や、人名を暗記するという風潮が昔からあって残念です。

 これは、国のテストの内容に大いに問題があって、国会の委員会で審議を

 お願いしたいところです。

 「過去の災害の歴史を考察し、未来に生かす。」 こういうことが肝要です。

   つまり、過去の教訓を覚え、未来の出来事に対処していくと言う事です。



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  今から22年程度前の関西大震災の出来事は 記憶から消えつつありますが、

  1階がつぶれて、2階が1階となり、1階で寝ていた人は亡くなり、2階で寝ていた

  人は、玄関がつぶれて 靴が出せなくなり、 多くの人が 冬の寒い中、はだしで

  避難せざるをえなかった。 そして 足の裏を負傷していった。

  それゆえ、予備の靴を2階に備えておく、関西大震災の教訓です。 

  無念の死を遂げられた 当時の神戸市、西宮市、などの物言わぬ死者の

  死を無駄にしないために、こういう出来事を広く広報し、 未来に生かさなければ

  ならないと僕は思います。



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   そして もう一つ、 災害発生時当日の被災写真を撮影していない人が

   ほぼすべてであった。

   後に、市役所の罹災証明書申請に添付する 被災写真が用意できず、

   災害保険の申請時にも 被災写真が添付できなかった。

   結果、速やかな保険金の支払いができなくなっていき、当時の記録を精査する

   と当日の被災写真が無い人は保険金の支払いが後回しになり、 つまり、保険

   会社も規模が大きい大震災の場合、保険金を1度に支払えなかった。

   このような出来事で、 速やかに保険金が被災者に手渡されず、「 もうーー

   あかん、おわりや。」 と、 金銭の窮乏で自殺したり、夜逃げしたり、「 いっそう

   死んだ方がましやった。」 と 語る人が当時増えていったそうです。

   半年後、これらの保険会社への怨嗟の声は、当時の社会党自由民主党

   連立であった 村山 内閣に陳情され、 保険業界に政府が速やかな支払い

   を行政指導するという前代未聞の出来事になって行きました。

   村山内閣の要請があるまで ずいぶんと日数が経過し、 金銭的圧迫が

   被災者を苦しめたようです。

   これらの教訓は、 大いに広く広報し、どうあるべきか、僕も考えました。

   災害発生時、 ほぼ 着の身 着のまま、 今回は 深夜の0200時に

   急いで土砂降りの雨の中、自宅を脱出するという事案で、 自分だけでなく、

   近所の人の自宅の被災写真を 限られた電池の残量で、損害保険で使用

   できる基準の意味のある 使える写真をどう撮影していくか、そして 大雨

   の中で カメラをかばいながらの撮影でした。

   つまり、予期せぬ状態で、準備もないまま、 実際の水害に遭遇し、計画

   など立てずに、必要最小限の装備で行動していったのです。



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    本日は 朝3時に起床し、 同じ写真を数枚プリントして、 僕の自宅の近辺

    のご近所に 配布する活動の事前準備を行いました。



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  模型公園が住む 岡山市の場合、 罹災証明申請には、被災家屋位置図と

  被災状況を知ることができる写真添付が必要です。

  今回、大雨の中の、そして深夜2時の増水であったので、撮影していた人は

  皆無であったようです。


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位置図がなぜ必要かと言うと、 後日 岡山市役所の確認調査で、調査を容易に

行うために、位置図の提出が義務ずけられているようです。

しかし、 被災者には大きな負担となっているようです。



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   関西大震災の教訓として、被災後、自殺者が多く出たという事です。

  借金だけ残って、家屋が倒壊したとか、 事業資金が用意できなくなったとか、

  いろんな理由が報告されています。

  災害発生後の被災者の心のケアと、金銭的相談、融資なども、岡山市

  陳情したいと思っています。

  今日は、僕の1行の文章で、 前向きに頑張っていただけたらと考えて、


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  「 苦労を楽しみと考えて、一緒に最後まで頑張りましょう。」 と、書きました。

  若僧が、 生意気な文章を書いているようですが、最後まであきらめず、物事

  から逃げずに、見敵必戦の精神をしっかり持って、体当たりで頑張っていただ

  きたいと、 この1行が ご近所の心の支えになればと思っています。



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  そろそろ 夜が明けます。

  今日は近所の20軒分 書類を作りました。

  これから、写真を見ながら 配布して、 ついでに、どこか行政や、町内会が

  目の届いていない放置された部分はないか、 歩いて見ようと思っています。  



【 明日に続く。】【転載、コピー自由】