第3271回 水害発生後の汚泥除去支援について。模型公園

みなさん おはようございます。 模型公園です。 


                       2018年7月19日木曜日の投稿です。



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   【 前話の続きより。】


  2018年7月7日土曜日の水害発生時、町内会の役員の人達が泥海のため

 自宅に閉じ込められ、不在であったので、 その場の判断で 独断にて良かれ

 と考えられる事を行った模型公園は、水が引くと、 撤収し、 町内会の役員の

 人達が水害対策に動き出したのです。

 本来は 水害発生前から対応を行うべきところですが、寝ていた深夜の水害で

 どうしようもなく、急いで2階に避難したものの、出られなくなっていった、仕方の

 ない出来事であったのです。


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 それ故、 出過ぎた行動と感じながらも、行動したのですが いくら正しい事でも、

 町内会の統帥を乱すような事は控えるべきとの思いであったのです。


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 ところで運悪く、町内会長さんが病気で入院中で、町内会を実際動かして

行ったのは、 町内会長のAという名前の奥さんでありました。

 どこの町内会でもそうですが、 自分では何も行わず、不平不満を訴える人達、

 自分の存在感を訴えようと、 あれやこれや、異議の申立をする人達、こういう

人達をご婦人がどうまとめていくのか、大丈夫なのか、多いに心配していたのです。



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  ところが、災害対策本部を作って、支援活動から、ボランティアの派遣業務

 その他一切を進めていき、 多くの人達を見事に統帥して、その後ろ姿には多い

 に学ぶところが今回多かったと思います。



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  反面、 当初よりとぼしい町内会の予算、 そしてその枯渇、 本人は言わぬ

 ものの、おそらく 自分の家のお金をつぎ込んでいたのではと思っています。

 そして、泥水で家の中が被災し、食器棚などが倒れ、ガラスが割れていたり、

 そういう自分の家の事は放置しての 町内会への奉仕活動であったと後ろ姿

 を見て僕は思っています。

 そんな 奥さん達、町内会が用意した 粗大ゴミの集積場所が、公園であったり

 民有地の借地であったようです。


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この土地は、さら地の宅地で、不動産所有者が善意の奉仕の精神にて、彼女に

契約書無しで提供していると推測しています。 

 泥水で使用不能になった 電気製品、粗大ゴミの集積場所がどうしても必要に

なっていきます。


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 通常の生ゴミもどんどん発生し、 そして7月という気温の高い日々も、悪臭の

 原因となって行き、 岡山市も ゴミ収集が出来ない程度 多くのゴミが発生して

 行きました。

 上の写真は たしか 水害発生の3日後、 7月9日月曜日の写真ですが、

 本来、 朝の9時頃 ゴミ収集車が来るのですが、翌日の夕方まで来ませんで

 したというか来られなかったようです。


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   上の画像は、幼児が遊ぶための 公園ですが、 みんながどんどん捨てて

 いった為、いろんなゴミがどんどん山積みになって行きました。


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   周囲 1キロ四方で、数カ所、町内会が用意したゴミ集積場所にいろんな人が

1度にどっと 粗大ゴミを持ち込んだ結果、 場所によっては、大変混乱したよう

です。



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  上の写真は、さらに水位が下がり、 岡山シーガルズ というバレーボール

 チームの合宿所の北側の道路ですが、 汚泥が一面に広がっている写真です。

 こういう汚泥を取り除いていくのは 大変な作業です。



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 これは、昨日の朝、5時頃の写真ですが、 溝に テレビが転がっています。


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  水路に 粗大ゴミの一部が落ちて詰まり、 汚泥が堆積し、ドブのような

 匂いが周囲にただよっています。

 こういう物を放置していると、 言葉に出さない人が多いのですが、「Aさんが

 土地をゴミ捨て場に提供したので、臭くて仕方がない。」とか、そういう事を感じる

 人が増えていく原因になっていきます。



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 町内会の役員の人達より、数歩 後を歩いて、 行き届かない事を 朝早く起きて

 毎日2時間程度、朝の涼しい時間帯に作業しようと考えている模型公園は溝を

 掃除して 汚泥を取り除く作業を行ったのでした。


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    いろいろ実験して見たのですが、本や、缶や、ガラスや、陶器などいろんな

  物が汚泥と一緒に水路に入っていました。

  よく これを 面倒と称して、 一緒に土のうに入れて処分しようとする人がいま

  すが、 後々を考えると、僕は手で一つ一つ、分別しながら取り除きました。

  そして、 必ず、水が流れる上流から作業すること、車の洗浄と一緒で、タイヤを

  先に洗っても、 上を洗うと、汚れた水が下に流れるわけで、2度手間になるのです。

  今回は、水分が多かったので、 東側に汚泥を寄せて、 水を流して見ました。


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 こうすると、詰まっていて水が流れなかった水路も 水が動き出しました。




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    分別したようでも、 やはり いろいろ入っていました。

    なかなか、汚泥の中のガラス、木片、石、などを分別するのは難しく

    今後、研究を要するようです。


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    ざっと 除去して、 道路の砂埃を掃除して 昨日の作業は時間切れで

    翌日に繰り越しました。

    今後、 善意で協力してゴミ捨て場として不動産の宅地を提供してくれた

    人にも、 土地の中のガラス片、木片をきれいにして元に戻す必要があり、

    どう言う方法がよいのか、考えて見たいと思っています。

    汚泥を入れるバケツの上に金網を置いてみたらーーと思ったのですが

    使い物になりませんでした。



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   どこの災害現場でもそうですが、当初、分別を心がけていても、 災害で疲れ、

 おのれの事だけ考える人や、 知らずに 粗大ゴミを違う場所に置いていったり、

 いろんな事が重なり、 どんどん 山積みとなり、 後に、ごちゃごちゃになって

 収集が難しくなっていく。

  今回の出来事で、 多いに勉強をさせていただきました。


【 明日に続く。】 【 転載、コピー自由 】