第3306回 皇太子 東宮裕仁殿下 訪欧記念写真帳を楽しむ。模型公園
みなさん こんばんは模型公園です。 2018年8月18日土曜日の投稿です。
今から97年前の大正10年3月から9月まで行われた 当時の皇太子殿下
司令部附きの3名のカメラマンが撮影した写真を紹介して行くコーナーで、今回
で48回目の紹介になります。
非売品で、2年後に発生した関東大震災や、その後の戦災で失われた品が
多く、 状態が良い品は数が少ないのです。
先月の水害で、 複数のビニールでこん包していたため、難を逃れました。
先週は、大正10年頃の イギリスの秘密兵器の1つ 航空機の見学の
写真の紹介でしたが、 今週も続きを紹介して行きます。
少し当時の世相を紹介すると、 当時の呼び名で 欧州大戦 と呼ばれる
戦争が4年程度続いて 終わったのが 大正8年頃ですので、第1次世界大戦
当時の 新兵器のタンクや、航空機や、欧州の戦跡などを見学することも
旅行の日程に組み込まれていたそうです。
この写真は イギリスの ケンレー飛行場にての撮影で、
大正10年5月16日頃の撮影と思われます。
おそらく、「 ゴーーーーーーーウーーーーーーーーーン。」 と
プロペラ機独特の爆音が響いている中での 航空機の展示飛行の
見学をされている写真です。
何気ない写真ですが、東宮殿下の袖章、 階級章、珍しい写真です。
東宮殿下の腰には 海軍短剣が見えます。
当時の最新兵器であった 航空機を見学されて どう思われたのか
大正10年5月16日の飛行場の見学は思い出に残った1日だったと
思われます。
【 来週の土曜日に続く。】