第2201回 昭和の伝道師【 戦中、戦後のパイロットの物語 】
2018年8月22日水曜日の投稿です。
【 前話の続きより。】
のです。
【 大正時代の 朝鮮半島の地図 】
関東州【かんとうしゅう】とは、何かと言うと、戦前、遼東半島は日本の領土で
多くの人が、戦後、日本人が 京都や奈良を修学旅行するようにこの地を訪れて
いた観光地であり、交通、商業の拠点であったのです。
この関東州の陸軍の守備隊の司令部というのが 名称の始まりであった
のです。
の勢力がロシア帝国の勢力に、知らない間に根回しをされて 朝鮮国王をロシア
公使館に移動させて、 金 弘集 初代内閣総理大臣らを殺害して、政権を転覆
させて、 ロシア帝国がその影響力を強めていったというお話しを聞かされて、
「 ロシアにも 当時 知恵者がいて、 大日本帝国は、始めに一本とられて、
急いで、面を打って出て、 返し胴をとられたようなもんやなーー。」と、思った
のですが、 そんなことを口走ると 制裁訓練ものでありまして、黙っていたのを
記憶しています。
関東州には子供の頃、本で読んだ乃木将軍が活躍した 旅順があって、日本人
は1度はここを訪れて見たいと思う人が当時多かったのです。
だから、関東州沖に練習艦隊が転進したと言う事は、旅順に行くということを
みんな予想して、 「 いゃーー旅順にやっといけるんや。」 とみんな口々に
喜んでいったのです。
「 プップップップー プップップップー、プップップップップーーー。」
みんなで、「次の入港地は旅順に間違いあるまい、203高地に上がって
戦死した人達に敬礼するんや。」と 話していたら、ラッパ信号がなりまして、
「 おっ、 いよいよ 入港やがな、 甲板に整列や。」 と、そんな会話をした
のを覚えています。
の少尉候補生は、明治28年に三国干渉と呼ばれる出来事で、ロシア帝国に
横取りされていった 遼東半島に到着することになったのです。
今から94年前の出来事でありました。
【 明日に続く。】