第３３１６回 皇太子 東宮裕仁殿下訪欧記念写真帳を楽しむ。模型公園

みなさん　こんばんは模型公園です。　２０１８年８月２５日土曜日の投稿です。

　　　今から９７年前の大正１０年３月から９月にかけて行われた　当時の皇太子

殿下　東宮　裕仁殿下　こと、　後の昭和天皇陛下の訪欧の様子を日本海軍第三

艦隊司令部附きのカメラマン３名が撮影した写真を編集した写真帳が、第三艦隊

記念写真帳です。

　当時の外務省、宮内省、海軍省の関係者に配布されたのみの非売品で、２年後

の関東大震災や、戦災で失われたり、傷んだ品物が多く、状態が良い品は少ない

のです。

　毎週土曜日の夜に紹介するシリーズで、今回で４９回目の紹介になります。

　

　　　　先週は　イギリス軍の飛行場を訪問され、　飛行機を見物される様子の

　　　　写真を紹介しました。

　　この写真は当時の大英帝国の皇太子殿下と一緒に馬車に乗られている

　皇太子　東宮裕仁殿下と、中央立ち姿が　後見役の　閑院宮　載仁親王殿下

　の写真です。

　　　　こちらの写真は　オックスフォードに行幸された　皇太子殿下の

　　　　様子です。

　　　　１番左が宮内省東宮御用掛の珍田　捨巳　伯爵、その右が、東宮裕仁殿下

　　　　その右が　後見役の閑院宮　載仁殿下と思われます。

　　見てください、当時のネクタイの結び方、　今はカッターのエリで隠しますが

　　当時は　こうして　露出させるのが　身分の高い人の作法だったようです。

　　　　右の人は、おそらくオックスフォードの学校の校長先生で、東宮殿下を

　　　ご案内されているのだと思います。

　　　閑院宮　載仁親王殿下が左の人です。

　　　今から９７年前の写真ですが、　東洋の小さな極東の島国の関係者が

　　　当時の世界の大帝国の大英帝国の皇太子殿下と同等に馬車に同席すると

　　　言う事は、　大日本帝国の威信を高めたようです。

　　　これらは　林　駐英大使らの現地の根回しがあってこそ実現した記念すべき

　　　１枚です。

　　【　来週の土曜日の夜に続く。】