第3340回 創作料理 魯山人風 帆立茶漬け 模型公園風

みなさん こんばんは 模型公園です。 2018年9月18日火曜日の投稿です。





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 今日の模型公園の家の近くは晴天でとっても良いお天気でした。




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        みなさん 夕方になったら お腹がすいて来ましたね。


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                 今日の夕方のおままごとの紹介です。



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   大正の後半から昭和の戦前まで、東京都永田町に 星岡茶寮 という

  会員制の高級料亭があって、 ここの総支配人が 北大路 魯山人 という

  食通の先生がいて、 多くの財界人や政界人などを 堪能させる料理を

  創作していたそうです。

  本日は、 昭和10年の魯山人風【ろさんじんふう】のお茶漬けの技法を

  応用して、 夕方のおままごとをしてみました。



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   魯山人風のお茶漬けは、 納豆茶漬けとか、えび茶漬けとか、いろいろあって

 特に、やかましい食通の人に出していたのは えび茶漬けとされています。

 今日は、 うるさい食通の頑固爺さん達でも 「 うまい。」 と言ったえび茶漬け

 の技法を応用して、 ホタテ貝で調理してみました。



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         これだけで 150円程度です。

   魯山人風の哲学というか、 基本とするところはね。


   「粗末な食材は、その食材を生かす様に、 上等な食材は、その食材を

   殺さぬようにーー。」


   と言う、 言葉が残されています。



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     醤油、日本酒、みりん、小量のハチミツを加えて、 そうーー 佃煮を

     作る容量で煮詰めていきます。


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     当時の記録によると、 醤油をたくさん入れて、 醤油で黒くなる程度

     と言いますから、随分煮詰めたようですが、 今日は、ほどほどに

     火を通しました。


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      残り汁も 捨てずに すべて茶漬けにしますよ。



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   魯山人風のお茶漬けには決まりがあって、 御飯を少なめに半膳程度

   つぎます。

   決して、 御飯を大盛りにしてはいけません。



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        じゃーーん 今日の 魯山人風 帆立茶漬けセットの出来上がり。




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      もう少し 醤油の色を つけた方が良かったのかも知れません。



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          こんな感じにして、 汁の残りも全部お茶碗に入れます。

          上から、熱々の煎茶をかけます。



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      で、 魯山人風のお茶漬けには 決まりがあって、 おはしでね、



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         混ぜ混ぜして 醤油の汁が お茶碗全体に行き渡る程度

         混ぜてから いただきます。



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      「 けしからん。 なんだ その帆立はっ  あーーだめだだめだ。」


     なんて、かんしゃくを起こして、 魯山人先生に怒られそうですが、

     本歌は、 特別列車で食材を生きたまま東京に輸送して、新鮮な食材で

     最高の物で お茶漬けにしていたそうです。

     例えば 鮎 ですが、 京都の丹波の川で取れた鮎を 人間を3人つけて

     鉄道で 一日中、3人に交代で水を組み替えさせて、東京に当時運んで

     いたそうで、それはそれは、費用がかかった食材を使用していたと伝えら

     れています。


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     上から 好みで 本歌の刻み海苔をかけたり、 いろいろ応用すると

     もっと 美味しくなると思うのですが、 今日は 純粋に 帆立のみを

     楽しんで見ましたよ。



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   魯山人風の料理の原点は、実は 上海料理で、 基本は中華にあるのですが

  なかなか当時の記録が少なくて、 勉強するのは大変です。

  今日は、原価が250円程度、 昭和の10年頃の魯山人先生の文章を参考に

  ホタテ貝で応用して楽しんで見ました。



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       みなさんも、車エビや、いろんな食材で、醤油を効かせて、応用して

       お茶漬けを楽しんで見てください。




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             じゃあ みんな また 明日ね。 



  【 明日に続く。】