第2494回 昭和の伝道師【戦中、戦後のパイロットの物語】

第2493回 日本海練習艦隊 函館大火のこと。


                          2018年11月29日木曜日の投稿です。




イメージ 1



   【 前話の続きより。】


 1924年 大正13年の9月初旬、私達の日本海練習艦隊の浅間、出雲、八雲

の3隻は、北海道の函館港に投錨したのです。



イメージ 2



    函館という港は、潮風が強いところで、晴天の日はそうでもないのですが

  天気が悪くなると、立っていられない程度、強い風が吹くのです。

  私達が訪問する24年前に、大きな火災、函館大火 という火災があったそうで

  1907年 明治40年になんと約9千軒程度焼失した大火災であったそうです。

  そして 区画整理が進み、 火除け地なども造られたそうですが、その後も


イメージ 3



  1913年 大正2年 約1500軒程度焼失、 訪問する8年前の1916年 大正

  5年 約1760軒焼失、 そして3年前の1921年 大正10年にも大火があった

  そうで、この時は、1300軒程度焼失したと教えていただきました。


イメージ 4
   
 

  函館という場所は、 1度民家から火を出すと、風に煽られて、どんどん火が

  そうーー竜巻のような感じで広がって行くそうです。

  これを火災旋風【 かさいせんぷう】と当時呼んでいたそうです。


イメージ 5



   私達は、厳しい 隊用検査という、身だしなみの服装検査を受けて、やっと

  許可をもらい 函館の市街の見学に行く事になっていったのです。


  【 明日に続く。】