第3457回 岡山市東区 砂川堤防崩壊現場施工状況 模型公園

みなさん おはようございます 模型公園です。 


                      2018年12月16日日曜日の投稿です。




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    平成30年7月7日の西日本豪雨水害の 岡山市東区の2230世帯の

  被災者と その関係者のみなさんにお知らせします。

  砂川の堤防の崩壊現場の作業は、12月10日の月曜日から鋼矢板の打設

  作業が始まりました。



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   上の横断図の右下の ブロックの基礎を造るのに、地面を床堀する

   必要があるのですが、河原は水分が多く、土砂が崩壊して作業する人

   が土砂崩れで生き埋めになる危険があります。

   そこで、掘った場所の 崩壊防止の為に、鉄の板を打ち込んで仮設で

   補強する作業を開始したようです。




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    上の画像の 鉄の長い板が鋼矢板【 こうやいた】 と呼ばれる品です。

    これを 現場で位置を出して、 基礎床堀する場所の西側に、つまり河側

    に 作業スペースをあけて打ち込んでいきます。


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     青いクレーンは、 通称 ラフターと呼び、正式名称は 25トン 

     ホイールクレーンと呼びますが、これで 矢板を吊りあげて、 振動

     を加えながら地面に打ち込んでいきます。


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         今週は、こういう作業が現場で行われました。

         水の多い場所は、地面を掘ると 水が沸いて出て来るので

         排水を行いながら作業するようになって行き、大変な作業で

         掘って 地面が液状の場合は、取り除いて 土の置き換えや、

         砕石 C40を入れたりして その上に均しコンクリートを打設

         してブロックの基礎を造ります。

         

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  それを行わずに 施工を進めると その先どうなるかというと、基礎とブロックの

  重みで、地盤沈下を起こして、構造物が沈んで ブロックに亀裂が発生する

  現象が発生します。

  よくあるトラブルで、1度 地面を掘って 型枠を起こす前によく確認して 

  岡山県にも立会で確認していただいて、 次の工程に進む必要があると思い

  ます。



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                   「 みんな がんばろう にゃん。」



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