第2548回 昭和の伝道師【 戦中、戦後のパイロットの物語 】

第2547話 日本海練習艦隊 伊勢湾北上スッのこと。


                       2019年1月22日火曜日の投稿です。




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    【 前話の続きより。】


   1924年 大正13年の10月 私達 日本海練習艦隊の司令長官

 百武 三郎 海軍中将を先頭に、三重県の伊勢 神宮に参拝した私達海軍兵

 学校 第五十二期の少尉候補生の部隊を乗せた 3隻の練習艦は、三重県

 大湊 付近の海域を離れていったのです。



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  当時、以前紹介したように、行き先など知らされず、 「 横須賀に戻るんやろ。」

 と周囲と話していたのを記憶しています。


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 ところが、 「 おい、 進む方角が違うようだぞ。」 と、まあ こんなお話しが

 当時ありまして、 「 どこに連れて行かれるんかいな。」 と不安に感じていた

 のです。


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    艦隊は、北へ、北へと進んでいるようで、 左弦に ずっと 三重県の陸地

  が見えていたので、 愛知県の名古屋沖に向かっていると悟ったのです。



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   ところで、次の停泊場所は、 愛知県の 名古屋であったのです。

  私達の 卒業アルバムのような写真帳から、次回、大正13年頃の名古屋

  を訪問した写真などを紹介したいと思っています。

  当時は、 空襲で焼けてしまった、名古屋城天守閣や、二ノ丸御殿なども

  残っておりまして、そう言う場所を見学と称して、見物して楽しんで行ったの

  です。

  【 明日に続く。】